初入港 | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。


オーストラリアに入港しました。

実はボクにとっては初めてのオーストラリアの北西岸の港。

東海岸、南海岸、南西岸の港はあるんですが、船乗りになってから約25年目にして初めて。


生憎、このコロナ禍で船から下りて町に繰り出すことはできないんですが、それでも初めての地はどこか嬉しいモノ。


風の吹く大地の上

この足で立っているわ
私ひとりだけで誰もいないけど
不安な気持ちなどどこにもないのよ


もちろん車で初めての道で遠目するのと同じく、道中は不安ですが、着いてしまえはそれはそれ、やはり気持ちがイイんですよね。


夕暮れ時に入港。

東海岸のシドニーや南海岸のメルボルンとは異なり、着岸した岸壁から見えるのは工場以外は地平線が拡がる世界。

かなり遠くに街らしきビルが少し見えますが、船の近くは工場と平原って感じ。


 

立ち上がって行こう明日へ

こわいものなどないから
自分自身を信じて進んでいくことに決めた


船から撮ることが出来る範囲では工場ばかりで、撮影出来ないんですよね。

だから折角港に入ったのに海側の写真しか撮れず…と、残念なんですけどね。


今までは知らなかった

出来事が多かったの
人に裏切られて悲しかったけど
泣いているだけでは前に進めない


でも、ボクにとっては初めてのオーストラリア北西海岸の港。


まだまだ行ったコトのない港は数えきれないほどあり、いつかはと思うトコも沢山あります。


前に少し触れていますが、同期の中では色んな国に港に行かせてもらっている方で恵まれているんだと思いますね。


船乗りになったのなら、やっぱり色んな海、港を訪れたい‼︎と思うので。


 

立ち向かって行こう未来へ

広がってゆく世界が
微笑みながら歩こう涙は見せないと決めた


知った航路や港へ行くコトは経験や知識、その港に対する航海術に長けて、無駄な緊張感により周りが見えなくなるなんてコトもないでしょうけど、単純にひとりの船乗りとしては見たコトのない港へ行くのは憧れですから。


ただ、前述のように色々と下調べをして…でも文献にはないコトが実際には多くあり、いやそんなコトばかりで、タイヘンですし、かなり緊張するんですけど。

I just stand up and believe it
I can see the way that I am dreaming
I'll smile and start walking
I could find the world that I am dreaming


なかなか思い描いていた通りにはいかないコトばかり。

でも、初めての港への入港は感動もあります。


立ち上がって行こう
立ち向かって行こう
立ち上がって行こう
信じてる自分の道を

立ち向かって行こう未来へ
広がってゆく世界が
微笑みながら歩こう涙は見せないと決めた
〜Belive/松田聖子〜


そしてホント今はコロナ禍で船の外には出られないのが残念なんですが、現地の方との触れ合い、コレが何よりも楽しく、嬉しいコト。

ちょっとした買い物でイイんですけど、そんな時のちょっとした会話、そしてその雰囲気。

あぁ、違う地に立っているんだ‼︎という実感。


コロナ禍、終息して…いや、with Corona なんでしょうけど、海外に気兼ねなく行ける世界が戻ってくるコトを願いますね。