下船したのはイイけれど… | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。

とか最終港に着岸し、バタバタと追われるように下船したのですが。

エージェントに連れられUS Coast Guardに下船手続きに。
US Coast Guardは海上保安庁にあたるんですが、役割的には入国手続きをも行われ、かなり厳しいんですよ。
大統領選挙に加え、COVID-19もありいつも以上に厳しい状況の中での下船。

でも、2週間ほど前でも外国人が他国で下船できる国は今かなり限られているんです。
2週間経った今、アメリカ東岸にてアメリカ人以外が下船できるかどうかも定かではないんですよね。
日々刻々と状況が変わるので、

実際ボクの下船も直前まで決まらなかったんです。
昨日までは下船可能性と連絡を受けていても、今日になって不可能ってなるコトも有り得たので。

以前にも触れましたが、COVID-19の影響により船員の交替が各国厳しくなり、ヨーロッパやシンガポールでは現在交替が出来なくなっているんですよ。

世界の9割ほどの輸出入を支えているのは船なのに、その船員に対する各国の対応がまだ追いついていないんですよね。
水際対策、各国しているのは分かるんですが、乗組員の交替ができない状況にも関わらず、1年以上の継続乗船者のいる船、会社にはペナルティーが課され、厳しい場合には交替するまで出港を許可しない国や港もあるんです。

船が止まったら、それこそ世界経済は崩れるんですけどね。

そんな中取り敢えず下船をして、US Coast Guardの事務所に行き手続き。
まぁ〜船からエージェントにより連れ出された時点で、ほぼモンダイなく下船、入国ができるんですけどね。
なので、モンダイなく入国出来ました。

その手続きを終え、空港に連れて行ってもらい。

飛行機、飛んでいるの?

そんな感じ。
全く人影がない……。

この様子を見て、どこか時間のつぶせるトコはないかと聞こうと思うもエージェントは既におらず。

こんな状況でひとり空港に放たれても…フライト時間までかなりあるし。

コレはホントに帰るコトができるんだろうか?
モンダイなく。