「仮に火星人が居たとすると宇宙戦争する
ことに成るかもしれないんだね」
「惑星間の小規模な戦争には
私、口出ししないから
でも、ひかる君の居る地球は特別
火星のイカタコ星人なんて指一本触れさせないよ
あんなの丸焼きにして食っちゃえば良いよ」
「ありがとう…今度、食べさせてよニコ」
「ちなみに金星人は皆パツキンのスーパーモデル
体形でフリーセッⅩばかりしてるエロい星よ
今度、見学に行きましょう」
「大人に成ったらね…ところで
メグちゃんが宇宙警察に成った切っ掛けは」
「それはね、かつて私達の星の人間は
星全体が昔の会津藩の様な勤勉で
努力家ばかりの人達の星だったの
だから毎日『成らむものは成りませぬ』て言いながら
死に者狂いで勉強や仕事を頑張ってたら
恐ろしいほど科学文明が発達しちゃって
自分達の存在意義を考えた時
(´-ω-`)?
自然とこう成ってたの
『私達が宇宙を守るぞっ』てね」
「メグちゃんがそう成ったのは、
宇宙の意思なんだねニコ」
「ひかる君、嬉しい事、言ってくれるねニコ
銀河を一掴みあげようかしら
銀河の大王にしたげようか」
「それは遠慮するよ
それにメグちゃんは宇宙警察だろ」
「ま~そんなの私が勝手にヤってる事だから
私のさじ加減で、どうにでもなるのよ」ニャ
「初めてメグちゃんが怖いと思ったよ」
「こめんなさい~怖がらせて
ひかる君には嫌われたくないわ
何でもするから許して
ΟΟΟしてあげようか」
「ありがとう…今度でいいから
ところでメグちゃん、地球を調査してみて
人類はどうだった」
「ちょと破壊傾向も強いけど
成長はしてるわね
でも宇宙に出て宇宙市民を名乗るには幼過ぎる
これは科学の進歩の話しではなく
地球人、1人1人の資質の問題よ」
「難しい問題だね」
「ひかる君、例えは100万人に1人の割合で
ノーベル賞を貰うような人が産まれる社会と
100万人に1人も犯罪者が産まれない社会
どちらが優秀な社会だと思う?」
「犯罪者が産まれない社会かな」
「そのとうりよ~ひかる君
じゃあそんな愚か者が産まれない社会は
どうしたら出来るのかしら?」
「それは…分かんないや」
「許すか許さないか
社会が愚か者を心底、憎み怒り
許さなければ生まれない
愚か者を許してしまうから生まれる
分かりやすく世界に目を向けて見れば
どれだけの愚か者や愚かな事がらが、
存在を許されてるか分かるでしょう」
「でも憎しみや怒りからわ何も産まれないって
先生は言ってたよ」
「正解で不正解
人間は感情の動物よ
感情こそが行動の起点に成るの
マザーテレサは貧困と飢えを
ガンジーは理不尽な暴力を、心底憎み怒った
その感情を原点にしてあれだけの偉業を成し遂げた
愚か者や愚かな行動にはそれなりに理由だって
在るでしょう
それでも『成らぬものは成りませぬ』よ」
「メグちゃんの事が少し分かったよ
僕も愚か者に成らないよう気を付ける」
「ひかる君は大丈夫よ」
「人類がメグちゃんの様に
宇宙を自由に旅する日は来るのかな~」
「残酷な事をあえて言うと
宇宙に出る事はとても大変な事
一部を除いて、殆どの知的生命体は自滅する
存在を許してしまった、ほんの一握りの
愚か者によってね
星で生まれた文明の寿命は
短くて三千年、長くても八千年よ
人類がこの先、自滅したり侵略されたり
侵略しなきゃ良いけどね」
「宇宙に出るって大変なんだね」
「そうねーそれには自分の星を、
まず大切にしないとねニコ」
「僕も頑張るよ」
「頑張ってひかる君」
「でもー…どう頑張ったら良いと思う」
「ひかる君の人生だから、
ひかる君が決めるべきだけど
参考までに私を"認識"出来る人が
何人か居るって話したよね」
「うん」
「ロシアの科学者とナサの宇宙飛行士と
パリの詩人と稲川淳二だった」
「なるほどー…
宇宙飛行士に成って宇宙でメグちゃんと
再会するって素敵じゃないかな」
「とても素敵だわ宇宙デートね
シャンパンのクリュッグで乾杯しましょ」
「宇宙飛行士、目指すぞ」
「頑張って、ひかる君ならきっと成れるよ
その時には、宇宙の果てまで連れて行って揚げる」
「ありがとう…あーそう言えば
今日、理科の毛利先生から聞いたんだけど
宇宙は無限に思える程、大きいけど
ちゃんと端が有って宇宙の形って
人間の創造力の"向こう側"に在るから
形を突き止める事は不可能なんだって
なんか凄い話しだよね僕はその話を聞いて
正直、興奮したよニコ」
「宇宙は星の様に真ん丸よ」
「そ、そうなんだ~…」
「宇宙の外には、死んだ宇宙が広がってて
今居る、この宇宙を入れて
五百個ぐらいの宇宙が存在してる
ビッグバンで生まれた宇宙は猛烈な
熱エネルギーで膨張して
拡がり切ったら死んでしまう
そして新しく生まれる宇宙の土台になる
それをズーと繰り返すの
ちなみに、五百個の宇宙の外には"無"と言う世界で
何も無いのよ
ごめんね、ひかる君
私が実際に目で見て触って確認出来たのは
そこまでまなの
今度は頑張って"無"の向こう側の世界を見てくるね」
「いや~メグちゃん、それで充分だよ
でも毛利先生によると、ブラックホールに入ると
タイムマシーンの様に過去に行けるらしいね
本当に宇宙って凄いや」
「過去になんて銀河系が逆立ちしたって行けないよ」
「そ、そうなんだ~…
パラドックスや多次元世界も無いって事」
「ないよ
超重力だろうと、光より早い超スピードだろうと
波長だろうと、プラズマだろうと、全ての力は
宇宙の原理原則から言ってプラスにしか働かない
過去に戻るには、過去に物体を押し出す為の
マイナスの力が必要なんだけど
そもそもマイナスのエネルギーなんてモノは存在しないの
『-100Wの電球なんて有りえな~い』て感じよ
夢を壊してごめんね
タイムマシンはガキのたわごとなの
本当にごめんなさい
こんなつまらない宇宙なんて
壊してしまおうかしら」
「いいよいいよ気にしなくて
メグちゃんのせいじゃないから
ところで…
メグちゃんはこれからどうするの
又、星から星に旅に出かけるんだね」
「その話なんだけど…
しばらくひかる君の家に
ホームステイ出来ないかしら」モジモジ
「えーぼ、僕は構わないけど
メグちゃんは大丈夫なの」
「何が」
「いや~、宇宙警察の仕事とか」
「その辺は私のさじ加減だから
それに私は1人で在って1人じゃないから」
「そうだったね…
でも僕以外の人達にはメグちゃんは見えないんだよね」
「その辺も私のさじ加減よニコ」モジ
「うーーーーーーーーん、分かった
母さん父さんを説得してみるよ」
「ひかる君ありがとう
私も気に入られる様に頑張るわ
料理、洗濯、お掃除、愛人何でもやるね
生活費は毎月、光星1つ分のダイヤモンドで足りるかしら」
「そんなの家に置けないからいいよ」
「欲が無いのね
ひかる君と暮らせるなんて夢みたい
とっても楽しみだわ
毎日一緒に学校行って
面白可笑しい渡辺君の話も聞けるし
将来的には
ひかる君と結婚して子供うんで
ひかる君の死を看取って上げるね」
「凄い事に成ってきたな~」
「ひかる君」
「何だいメグちゃん」
「ズーと一緒だよ飽きるまで」
「飽きるまでって」
「大丈夫、飽きる事は無いわ
私が今まで生きてきて
ひかる君が一番素敵な人だもの」
「今のが一番ビックリしたよ」
「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
「改まられると何だか恥ずかしいな~
こちらこそ、よろしくお願いします」
「さ~ひかる君
お祝いに一緒に踊りましょ」
「僕も踊るの~意気なり」
「もちろんよ、レッツダンス」
「僕と…ニコ」
こうして僕は不思議な少女メグちゃんと
1つ屋根の下で暮らし始めたのでした
もしかしたら、あなたも不思議な人に
出会ってるかも知れませんよ。
完
ことに成るかもしれないんだね」
「惑星間の小規模な戦争には
私、口出ししないから
でも、ひかる君の居る地球は特別
火星のイカタコ星人なんて指一本触れさせないよ
あんなの丸焼きにして食っちゃえば良いよ」
「ありがとう…今度、食べさせてよニコ」
「ちなみに金星人は皆パツキンのスーパーモデル
体形でフリーセッⅩばかりしてるエロい星よ
今度、見学に行きましょう」
「大人に成ったらね…ところで
メグちゃんが宇宙警察に成った切っ掛けは」
「それはね、かつて私達の星の人間は
星全体が昔の会津藩の様な勤勉で
努力家ばかりの人達の星だったの
だから毎日『成らむものは成りませぬ』て言いながら
死に者狂いで勉強や仕事を頑張ってたら
恐ろしいほど科学文明が発達しちゃって
自分達の存在意義を考えた時
(´-ω-`)?
自然とこう成ってたの
『私達が宇宙を守るぞっ』てね」
「メグちゃんがそう成ったのは、
宇宙の意思なんだねニコ」
「ひかる君、嬉しい事、言ってくれるねニコ
銀河を一掴みあげようかしら
銀河の大王にしたげようか」
「それは遠慮するよ
それにメグちゃんは宇宙警察だろ」
「ま~そんなの私が勝手にヤってる事だから
私のさじ加減で、どうにでもなるのよ」ニャ
「初めてメグちゃんが怖いと思ったよ」
「こめんなさい~怖がらせて
ひかる君には嫌われたくないわ
何でもするから許して
ΟΟΟしてあげようか」
「ありがとう…今度でいいから
ところでメグちゃん、地球を調査してみて
人類はどうだった」
「ちょと破壊傾向も強いけど
成長はしてるわね
でも宇宙に出て宇宙市民を名乗るには幼過ぎる
これは科学の進歩の話しではなく
地球人、1人1人の資質の問題よ」
「難しい問題だね」
「ひかる君、例えは100万人に1人の割合で
ノーベル賞を貰うような人が産まれる社会と
100万人に1人も犯罪者が産まれない社会
どちらが優秀な社会だと思う?」
「犯罪者が産まれない社会かな」
「そのとうりよ~ひかる君
じゃあそんな愚か者が産まれない社会は
どうしたら出来るのかしら?」
「それは…分かんないや」
「許すか許さないか
社会が愚か者を心底、憎み怒り
許さなければ生まれない
愚か者を許してしまうから生まれる
分かりやすく世界に目を向けて見れば
どれだけの愚か者や愚かな事がらが、
存在を許されてるか分かるでしょう」
「でも憎しみや怒りからわ何も産まれないって
先生は言ってたよ」
「正解で不正解
人間は感情の動物よ
感情こそが行動の起点に成るの
マザーテレサは貧困と飢えを
ガンジーは理不尽な暴力を、心底憎み怒った
その感情を原点にしてあれだけの偉業を成し遂げた
愚か者や愚かな行動にはそれなりに理由だって
在るでしょう
それでも『成らぬものは成りませぬ』よ」
「メグちゃんの事が少し分かったよ
僕も愚か者に成らないよう気を付ける」
「ひかる君は大丈夫よ」
「人類がメグちゃんの様に
宇宙を自由に旅する日は来るのかな~」
「残酷な事をあえて言うと
宇宙に出る事はとても大変な事
一部を除いて、殆どの知的生命体は自滅する
存在を許してしまった、ほんの一握りの
愚か者によってね
星で生まれた文明の寿命は
短くて三千年、長くても八千年よ
人類がこの先、自滅したり侵略されたり
侵略しなきゃ良いけどね」
「宇宙に出るって大変なんだね」
「そうねーそれには自分の星を、
まず大切にしないとねニコ」
「僕も頑張るよ」
「頑張ってひかる君」
「でもー…どう頑張ったら良いと思う」
「ひかる君の人生だから、
ひかる君が決めるべきだけど
参考までに私を"認識"出来る人が
何人か居るって話したよね」
「うん」
「ロシアの科学者とナサの宇宙飛行士と
パリの詩人と稲川淳二だった」
「なるほどー…
宇宙飛行士に成って宇宙でメグちゃんと
再会するって素敵じゃないかな」
「とても素敵だわ宇宙デートね
シャンパンのクリュッグで乾杯しましょ」
「宇宙飛行士、目指すぞ」
「頑張って、ひかる君ならきっと成れるよ
その時には、宇宙の果てまで連れて行って揚げる」
「ありがとう…あーそう言えば
今日、理科の毛利先生から聞いたんだけど
宇宙は無限に思える程、大きいけど
ちゃんと端が有って宇宙の形って
人間の創造力の"向こう側"に在るから
形を突き止める事は不可能なんだって
なんか凄い話しだよね僕はその話を聞いて
正直、興奮したよニコ」
「宇宙は星の様に真ん丸よ」
「そ、そうなんだ~…」
「宇宙の外には、死んだ宇宙が広がってて
今居る、この宇宙を入れて
五百個ぐらいの宇宙が存在してる
ビッグバンで生まれた宇宙は猛烈な
熱エネルギーで膨張して
拡がり切ったら死んでしまう
そして新しく生まれる宇宙の土台になる
それをズーと繰り返すの
ちなみに、五百個の宇宙の外には"無"と言う世界で
何も無いのよ
ごめんね、ひかる君
私が実際に目で見て触って確認出来たのは
そこまでまなの
今度は頑張って"無"の向こう側の世界を見てくるね」
「いや~メグちゃん、それで充分だよ
でも毛利先生によると、ブラックホールに入ると
タイムマシーンの様に過去に行けるらしいね
本当に宇宙って凄いや」
「過去になんて銀河系が逆立ちしたって行けないよ」
「そ、そうなんだ~…
パラドックスや多次元世界も無いって事」
「ないよ
超重力だろうと、光より早い超スピードだろうと
波長だろうと、プラズマだろうと、全ての力は
宇宙の原理原則から言ってプラスにしか働かない
過去に戻るには、過去に物体を押し出す為の
マイナスの力が必要なんだけど
そもそもマイナスのエネルギーなんてモノは存在しないの
『-100Wの電球なんて有りえな~い』て感じよ
夢を壊してごめんね
タイムマシンはガキのたわごとなの
本当にごめんなさい
こんなつまらない宇宙なんて
壊してしまおうかしら」
「いいよいいよ気にしなくて
メグちゃんのせいじゃないから
ところで…
メグちゃんはこれからどうするの
又、星から星に旅に出かけるんだね」
「その話なんだけど…
しばらくひかる君の家に
ホームステイ出来ないかしら」モジモジ
「えーぼ、僕は構わないけど
メグちゃんは大丈夫なの」
「何が」
「いや~、宇宙警察の仕事とか」
「その辺は私のさじ加減だから
それに私は1人で在って1人じゃないから」
「そうだったね…
でも僕以外の人達にはメグちゃんは見えないんだよね」
「その辺も私のさじ加減よニコ」モジ
「うーーーーーーーーん、分かった
母さん父さんを説得してみるよ」
「ひかる君ありがとう
私も気に入られる様に頑張るわ
料理、洗濯、お掃除、愛人何でもやるね
生活費は毎月、光星1つ分のダイヤモンドで足りるかしら」
「そんなの家に置けないからいいよ」
「欲が無いのね
ひかる君と暮らせるなんて夢みたい
とっても楽しみだわ
毎日一緒に学校行って
面白可笑しい渡辺君の話も聞けるし
将来的には
ひかる君と結婚して子供うんで
ひかる君の死を看取って上げるね」
「凄い事に成ってきたな~」
「ひかる君」
「何だいメグちゃん」
「ズーと一緒だよ飽きるまで」
「飽きるまでって」
「大丈夫、飽きる事は無いわ
私が今まで生きてきて
ひかる君が一番素敵な人だもの」
「今のが一番ビックリしたよ」
「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
「改まられると何だか恥ずかしいな~
こちらこそ、よろしくお願いします」
「さ~ひかる君
お祝いに一緒に踊りましょ」
「僕も踊るの~意気なり」
「もちろんよ、レッツダンス」
「僕と…ニコ」
こうして僕は不思議な少女メグちゃんと
1つ屋根の下で暮らし始めたのでした
もしかしたら、あなたも不思議な人に
出会ってるかも知れませんよ。
完