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こゆびです。
高校受験が終わった今、勉強しない次男にやきもきしていた1年間を振り替えってブログに記しています。
私立高校入試で特待生になれなかった次男。
約束どおり、本命公立のランクを下げると次男に告げると、次男は自室にこもったまま出てきません。
すると、私のスマホに中学担任からの着信がありました。
担任:『お世話になります。どうですか?次男くんの様子は?』
私:『こんばんは。どう?というのは…?
今は部屋にこもって出てきませんが笑』
担任:『私立の結果持ち帰りましたよね?なんだかとても落ち込んでいたので……理由を聞いたら志望校を変える約束をおうちのかたとしたとのことで』
私:『落ち込むくらいなら勉強すればいいのにねぇ。先生ご存知ないと思いますけど、あの子冬休みなんかほとんど勉強しなかったんですよ。』
今まで、次男のダメなところなんか先生に言いつけたことなかったのですが、思わず出てしまいました。だけどいい。もう別に。今は仕方ない。なぜそんな約束をしたのかをわかってもらわないと。私は理由もなく厳しいわけじゃないんです、と。
担任:『そうですか……でも数学100点はすごいですよね。職員室でも盛り上がったんですよ。あの難問揃いの私立数学を満点だなんて。』
そうなんです。次男の持ち帰った合格通知には得点が開示されていました。
確かに数学は満点で、私も『すごっ』とは思いました。ノーミスなんてすごい。
だけど、でも、だからこそ、やれば点をとれる他の科目を手を抜くなんて…腹が立って仕方なかった。なんてもったいない…。
担任:『それで…、同じ私立を受けた他の子の得点を見ると、次男くんが特待生で合格するにはあと1点か2点足りなかっただけみたいなんです。』
私:『はあ…』
担任:『他の先生もおっしゃっているのですが、次男くんはトップ高校に合格する実力はあるので…。 どうか…次男くんと話し合いをしていただけないかと…。』
先生が言いたいことはわかる。
今までの次男の成績と本人の気持ちを最優先に考えたら、先生がこのように私に電話してくださったのは理解はできる。実際とても熱心で良い先生だとも思う。私も好きな先生だ。
だけど、だけどですよ。
あと1~2点(これがどの程度正確なことかは置いておいて)足りなかったとか、
勉強頑張ってた子なら、いい。
惜しかったね。もう少しだ。頑張れ頑張れ。
あきらめないで。頑張ればきっと大丈夫。
そんな気持ちにもなるでしょう。
でもウチの次男はちがうんです先生。
あと1~2点なんて入試前日にホンの少しでもやっていたら取れるはずなんですよ。
と、まあ↑これは言わずに飲み込んだんですけど。
じゃあ本人と話をしてみます お電話ありがとうございます、と電話を切りまして。
次男召集。
岩のように固い次男の口を開くという、気の重い作業をしなくちゃならない。
私は次男に、
今、先生から電話あったよ。(電話してたリビングと扉1枚隔てた)部屋にいてもお母さんの声聞こえたでしょ?どんな会話かわかったよね。
先生はあなたのことをとても信頼しているよう。トップ校受験させてあげてくださいって。
だけどね、もう何度も何度も何度も何度も数えきれないくらい言ってきたからもう言いたくないんだけど、仕方ないから言うね。
勉強しないから特待合格じゃなかったのわかるよね?どうして勉強しなかったの?
次男は無言。
はぁ~、またいつものダンマリだ。
しばらく待つも無言を貫く次男。
イライラし始める私。
頑張ったのに特待生になれなかったのなら、お母さんの気持ちも変わったのに。
ほんとに勉強しなかったもんね。
トップ高校に行きたいってのもその程度の気持ちなんでしょ?受かったらラッキーって。
次男無言。
ずっと無言。
何分経ったか。5分か10分か。
もういいや。もうやめよう。この子が言いたいことがないなら約束どおりなだけなんだから。
とにかく約束は約束だから、志望校変更は来週までだからなるべく早く先生に言いなさい。
次男:「………………トップ高校行きたいです」
はい?行きたいから何よ。
もうそんな話じゃないの。
そのための約束だったの。
次男:「…………ごめんなさい。頑張るから受けさせてください。」
私は、不覚にも目頭が熱くなっちゃいました。自分でも甘いなぁと思うけど。
次男が『勉強頑張る』なんて言ったの初めてかもしれません。
このたった一言で私の気持ちは氷解して、約束なんかどっか行っちゃいました。
その言葉を待ってた。じゃあ頑張れ。
チョロい、私。
こうして、結局は志望校は変えずに受験することになりました。
本命公立入試まであと40日ほどのことでした。