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こゆびです。
高校受験が終わった今、勉強しない次男にやきもきしていた1年間を振り返ってブログに記しています。
前回の続きです。
たいして勉強しないまま、2学期が終わり冬休みが始まりました。
年が明ければ、すぐにすべり止めの 私立高校入試があります。
この私立高校、成績優秀者は特待生 として、入学金、授業料が免除になります。
授業料免除は一年ごとに成績によって更新するかたちです。
入学時に決まる特待生なら一年生では免除でも、一年生時に成績が芳しくなければ二年生では授業料は払わなければならないってこと。
入学金、授業料が無料になるなんて これは大きい。
そして、この私立高校で特待生になれれば、 公立トップ校の合格率は99%といわれており、このあたりでは有名な指標となっていました。
そこで、いつまでも本腰を入れない次男に言いました。
「私立に特待で合格したら、公立はトップ校を受けてもいい。 でも、もし特待ではない合格だったら、公立はランクを下げて違う高校にしよう。
どうしてかと言えば・・・あなたは特待で合格する実力はあるはずなの。
でも、今のままじゃたぶん無理。みんな必死で勉強してるよ。今この瞬間も追い抜かれてる。
見ている限り、本気で勉強していない。 受験がこんなに目前に迫っているのにまだ本気じゃない。
その程度でトップ校へ行くもんじゃない。トップ校は 勉強したくないなら行ってはいけないところだよ。
だから決めよう。特待合格じゃなきゃ公立はトップ校受けるのやめるって。
それとお金のことね。あなたが本気でやりたいことなら応援する準備はしてある。
本気で勉強して頑張ったけど届かなくて公立残念ですべり止めの私立高校に決まるのなら、喜んでお金出そうと思ってたよ。特待じゃなくても。
だけど思い直した。今のままの『受かったらラッキー』くらいの気持ちで トップ校を受けて、行きたくない私立高校に行くのならそれはどうかな?なんだかもったいない。」
と、簡単に公立と私立の授業料などの金額とその差額等を書いて見せました。
「あの私立高校もとてもいい学校だと思うけど、でもやっぱりあそこも勉強するところなんだよ。したくないなら別の高校がいいとおもう。」
次男は納得したようで、ちゃんと真っ直ぐに「わかった」と言いました。
この話をした時点で私立高校入試まであと半月ほどしかありませんでした。
一番いいのは、本気で勉強し始めること。
本気で頑張ったその結果なら、公立私立どちらに行くことになってもいいと思っていました。
一番困るのは、勉強しないまま公立トップ高校に入学すること。
次男程度の地頭で勉強しないで入学したら、落ちこぼれるのは明白。そうなるともう本当に地獄。本人はもちろんだけど、正直言って私も非常につらい。長男の二の舞は絶対に嫌。学校で辛い想いをしている子供を見るのはメンタル削られる。
二番目に困るのは、勉強しないまま公立トップ校に不合格になって、滑り止め私立へ入学すること。
このとき、勉強しなかったことを後悔すると思う。後悔から奮起することは考えられる。だけどその後悔が長続きするかはわからない。なんとなーく楽しいほうへ楽なほうへ流されちゃうんじゃないかと。
この私立はマンモス高校なので進学実績は上がっているとはいえ、そうでない生徒も相当数いるはず。高い授業料払ってまでの価値ある?と…。
なので、私のこの
【私立は特待生として合格しないなら公立トップ高校は受験させません宣言】は苦肉の策でありながらなかなかいい案だった、はずでした。