今日は ときめき通りを抜けてメインストリートへと向かう。晩夏のような涼しい雨模様の天気が続いている。その雨と雨の隙間に家を飛び出すきっかけを やっと見つけた。鼠色の空を見上げたら降雨確率は75%といったところか。よって いつものごとく傘は持たずに歩いている。耳を研ぎ澄ませば 夏の終わりを予感させる蝉の応援歌。メインボーカルの「じゃわじゃわ…」にコ一ラスの「ジ一ジ一…」が混ざり出している。今年の夏も俺の意思や希望などを素通りして向こうに去りつつある。サビの部分は聴かずに このまま眠ってしまおうか。その時俺は永遠の夏を手に入れることになるはずだ…。歯止めのきかない妄想を引き連れたまま折り返しの地点(今日は薬局に買い物があった)に辿り着いた。目的のブツと引き替えに700円を支払って店を後にする。雨か霧か区別のつきにくいやつが体を包み込んでいる。いつも覚悟しているものの何故にか今日に限って濡れたくないという欲求がある。理由は 店の前に存在をアピールしているパチンコ店だ。「信号待ちが長ければ帰って酒を呑む。直ぐに青に変わって横断出来たら入っちまおう。」ろくでもない二者択一に全てを委ねる。ペ・ヨンジュンはずっと俺を待っていたに違いない…。CR冬のソナタとの戯れが始まった。
散歩の折り返し場所のスーパーマーケットの出入り口前の駐車場でその光景に出くわした。店員らしき男が物凄い剣幕で小さな婆さんを恫喝していた。ツルッパゲの頭を輝かせ 偉そうにまるで自分が天地創造の神のごとく婆さんを責め抜いていた。恐らく万引きでも見つかったのだろう。その行為を肯定するわけではないが その店員の非常識さ 大手スーパーマーケットの教育のだらしなさの方が目に余った。ダラダラとその事を記しても仕方ないので心にしまい込むとする。俺は暫くそのドラマを見ていた。店員の行動がこれ以上エスカレートした場合蹴りでもくれて とんずらするつもりだった。ただ走ることが無理なので蹴り入れて そのまま事務所にその店員引きずって行こうか等と筋書きを作成してたら婆さん反撃開始する。短い言葉で表現する。「あたいら 戦前の人間が日本の高度経済成長を築いてきたんだよ コノヒヨッコ野郎!婆さんを舐めてんじゃねえぞ」 筋が通ろうと通るまいと昭和の啖呵は気持ち良い。婆さんの勝利が確定した以上長居は無用。おぼつく足取りでドラマ探しの帰路についた。
今朝は目を覚ましてからすぐにトレーニングを始めた。絶対的な運動量が足りていないからストレスが生まれる。本日よりアスリ一トの練習メニューのような激しいヤツに挑もうと思う。いつものメニューにラジオ体操をプラスする。それだけでもう体中から汗が滲み出てくる。当たり前に体が動いていたころが やけに懐かしく感じれる。メニュー最後のスクワットを終えれば、いつもは小休止なのだが そのまま勢いよく玄関を飛び出した。いつもは家を出て左に曲がって ときめき通り(近所に女学校があり べっぴんさんが頻繁に通行しているので勝手に命名)へと向かうのだが 今日は右側へと曲がって散歩が始まった。何かしら変化を求めていたのだろう。