今まで記した文字を読み返してみた。始めたのは雨の季節なんだ…。時の流れの早さは非情でありまた間違いなく真実でありグズグズしているとポツンと独り置いてけぼりをくらいそうだ。早朝散歩の空は昨日とは明らかに変化していて四方を見上げて見ても入道雲が見つからない。薄っぺらな秋模様の雲が水色の空の中に居座って居るだけ。気温は昨日よりも高いのでは無かろうか。一日のスタートからリズムを崩したような錯覚に襲われる。本日の散歩は風景に溶けることでもドラマ探しを望むでも無く(死)というテーマだけの主題で妄想だけを行う道程だった。昨夜母親からの電話で肝臓癌の告知を受けたとの連絡を耳にした。
5時前に起床。早起きに益々磨きがかかってきた。どんなにハ一ドな運動を試みても眠れない。筋肉痛でくたびれた全身が残るだけだ。デジタル放送に移行してからテレビは映らないのでYouTubeから音源を引き出してラジオ体操からスタートするのが最近の日課となっている。五感だけが何故か研ぎ澄まされていてメリハリある理想的な体操を終えるとその他のメニューで汗を流す。6時には家を出て散歩の開始だ。早起き父ちゃんは家族全員を起こしてタイフ一ンのように姿を消す。(早起きは一日のリズムをつくる。)通りに出て空を見上げて自分自身がこの世界に存在している真実を噛みしめる。頭上には雲一つない青空が広がり目的地の西側の空に視線をうつせばやや勢いの足りない入道雲が溜め息をついている。湧き出る寂しい感情に黒い布を被せて見えないフリをして歩き出す。朝顔の花も役目を終えて現在は亡き親父の代わりに俺を送り出してくれた。今日もたくさんの妄想と共に無事に散歩が終了した。最後の曲がり角を抜ければ我が家が見える。お天道様は俺を照らしてくれてるのに突然雨が降り出した。庭先に出ていた小学校一年生の娘が「キツネの嫁入り!キツネの嫁入り!」とはしゃいでいる。「雨天気たい。雨天気たい!」と笑顔で再会した。戦争や天災で泣いている人たちと同じ時間を共有しているのに何て俺は幸福なんだ。嫌がる娘を無理やり抱っこして頬擦りしてあげた。
相変わらず無駄な事ばかりをやる男である。文字を打ち込んでは完成と同時に全文を消去してしまうし 「無駄な事など何一つ無いのさ。」と強がりまた最初からコツコツと文字を入力して 少しくらい気の利いたものが完成したと自己満足して (公開する)ページへジャンプしたら なんとタイトル欄(48字以内)に本文(2000字 Over) を叩き込んでいました。もうただ自身の不器用さや注意力の緩慢さが愛おしくなり御褒美としてアルコールを寝込んでしまうほど呑みました。3度目の今回もたったこれ位の文字数で二回も消去しそうになりました。精神的にたるんでいるからでしょう。……………………時間との駆け引きは信号が直ぐに青に変わり横断出来るか否か。二者択一の結果は直ぐに青。ヨボヨボの足取りで交差点を横断して店に到着する。空を見上げてみると鼠色がいよいよ濃く変身を続けている。(ちょっとばかり長い雨宿りになりそうだな) エントランスから店内へ入り一番最初に出会う台に座る。CR冬のソナタ。千円を玉替え機に呑み込ませ ペ・ヨンジュンと戯れる行為が開始する。2回転目に中図柄のペ・ヨンジュンが滑った。「爺さん…」と俺に甘く囁く。そのアクションが三回続いた。右側の星が輝きドラマの映像が延々と流れ続ける。いつもは、その長い時間にイライラして自分を見失うのだが 今日は雨宿りという目的が絡んでいるので穏やかな気分でドラマの結末までを見ることができる。ペ・ヨンジュン再びアップで登場。そのあと444が揃っている。再抽選が始まる。まだ二回転しか回していないのに…。多分 今日の俺はツイテル。赤の確変図柄に変わるだろう。赤いボタンをポンと押す。ほら変わった…確変図柄に。この大当たりの波はダラダラと4時間も続いた。ボタンを押す右手には魔力が宿りペ・ヨンジュンは盤面所狭しと忙しく暴れ続ける。2万円程を雨宿りの宿の主人ペ・ヨンジュンから貰った。心の中でペ・ヨンジュンと会話する。(俺と手を組まないか!?)(調子に乗ると あなた地獄に落ちるよ)(ヤカマシイ!)心の中でそんな会話をやり合った後 店を後にした。雨はすっかり止んでいて夕暮れの寂しい時間が街の雰囲気を支配していた………。今から入力ページにジャンプする。失敗したら修行の旅に出る。大丈夫。きっと上手くいくはずさ。グッドラック。