教授は窓から見える
車を睨み付けている
徐にカーテンを閉めて
壁に投げ付けた
携帯はバラバラになり
着信の電気だけが
微かに付いている…

上着を着て玄関を出ると
雨が降り出した
教授は車の側に近づく…
運転手が後ろのドアを
開けた…

「携帯だけじゃ話しが
出来ないんでね…
中に入りなさい!」

教授は車の中に
乗り込み…横に座った

横の人物は割腹が良く
着物を着ていて
杖を持っている…
70才ぐらいの男性…

車、全体が防弾ガラスに
なっている。前席の間のガラスに
杖で運転手に合図した
運転手が後ろを向くと

「警視庁に向かってくれ

運転手がうなずき
車は警視庁に…
中では教授が…

「貴方が出て来られなくても計画は進行しています…ゆっくり休まれては

男性は杖の先を床に
叩き付け荒げた口調が

「結果が分かれば
いいのだよ!何日待たされればいいのかね!
自白出来れば…鈍なことをしても構わないと
言ってをいたはずだがね
…君の替えはいくらでも
いるのだよ…」
…

黒い車はいつも要に
彼女の家路まで
付いて行き家に入る
のを確認して
携帯を掛けた…

「今日も会ってはいません…
電波も傍受出来ません」

「分かった…
このまま続けろ…」

「わかりました…」

…教授は難しい顔を
している…

あいつ…奥さん…そして
あいつの子供…

「どこに消えたんだ!」

机の上の物を
弾け飛ばした…

「早く見つけ出さなければ…アメリカや中国の
手に渡れば国の構図が
一辺に変わる…」

教授の携帯が鳴る
番号は…Xが三つ…

「…はい…!」

「女の解剖が終わった
ようだ…そちらに向かうが…いっしょにどうだね

教授が立ち上がり
窓のカーテンを開けた
正門の前に一台の車が
見える…
車の後ろの窓が開いて
ガラス越しに
教授を見ている…

「待っているよ…
いっしょに乗って
行こうじゃないか…!」

「…わかりました…」
…

グランドに明かりが
灯り彼女達は
熱心に練習している
一人の選手が…

「リーダー…グランドの
脇に黒い車見えますか…木が並んでいる下に」

「どこに要るの…あぁ…
裏門の道ね 誰かの彼氏
じゃあないの?待って
要るんじゃない」

「最初はそんな事を言っ
てたので皆に話しをした
んですが…サークルの
関係している人じゃない
見たいなんです…」

…大学の男性が好きな
女の子がいて練習帰りに
待って要るぐらいしか
考えてはいなかった

「最近毎日来てこっちを
見ているですよ!
少し怖がっている人も
います~!」

「そうね~試合前出し
遅い時間だから…止め
ましょか!皆さん~!
帰りはある程度固まって
帰っ下さい! 小学校の
時に習ったでしょ~!
気をつけてね!又明日」

皆はクスクス笑いながら
怖いと言った事も忘れて
帰って行く…

その黒い車は…消えていた…
私は余り気にもせず
女友達と話しを
しながら帰って行く…

遠からず近からず…
黒い車は側にいる…
…