一昨日の木曜日、仕事が終わってから高校の時の同級生が三人展をやっていたので高島屋へ見に行きました☆
同級生は、千家十職の塗師 中村宗哲氏とお父様が人間国宝の有職彩色絵師 林美木子氏です。
高島屋では定期的に展覧会をしているので、私は必ず行くようにしてます。
なかなか社会人になると会えないから、こういう機会に会いたいから。
御花がいっぱいあって、盛況なのが伺えました~
美木子もくんくんも話し出すと高校生に戻ってしまうのだけど、加齢には抗えず老眼の話で盛り上がってしまったわ。笑
話していると全く変わらないのだけど、みんなそれぞれ社会人としての立場での立ち振舞いがいつの間にか身についてる。
千家十職の1人、人間国宝の娘、庶民の私には想像出来ない大変さがあるんだろうな。。
そんな事を思い巡らしながら作品を拝見しました。
今回は、作っていて自分達のテンションが上がる可愛いもの、を作ったと言っていただけあって本当に可愛くて手に包んでみたくなる作品が多かったよ~♪
うん、見ていてテンション上がった!!
小振りな作品が多かったけど、さすがお値段はスゴいっす!!
美木子曰く、やはり百貨店で展覧会をするには売り上げが良くないと次回にお声がかからない、のだそう。。シビアだ。。
でも平日の夕方だったけど、盛況の様子で良かったよ。
DMの表紙に使われていた作品☆
三人の合作。
どこかユーモラスで可愛い。
フォルムの曲線美がたまりません!!
漆の色合いも絶妙で気持ち良いし、唐子の表情・動きの臨場感、絵付けされた繊細な着物の色合い、さすが!!としか言い様がありません。
欲しかったけど一生買えないお値段かも?
続いて、私が大好きだった作品☆
蛤で作られた香合なんだけど、小さな世界に彩られた彩飾の世界に溜め息が出ました。
表面がレリーフ状になっていたのもくすぐるよ~
ホント、素晴らしかったわ。
同じく香合と御盆☆
源氏雲桐扇面盆
金彩が繊細で緻密で見入ってしまった御盆。
桐の素材感を損なうことなく金彩飾が施されていて、またまた溜め息~
香合の白も大好きで、ちょっとフランスの伝統色にあるような白だな~と思ったよ。
続いて、来年の干支である戌から狛犬シリーズがありました。
繧繝縁桐扇面盆
御目出度い感がいっぱいの香合と御盆。
それぞれの大きさ、置く位置、全て計算され尽くした作品です。さすがだ。
絵も沢山ありました。
私の好きだった作品☆
まず色調が好き。
緑と青と赤のバランスが絶妙です。
当たり前なんだと思いますが、高度な完成度にさすがです!!
描かれている人物がそれぞれの笑顔なのが、さらに好きになりました。
作者の人柄が想像出来ますね。
展覧会では作品の撮影が出来ないので、DMからの抜粋になりましたが、紹介したいものは沢山ありました!!
古典を守りながらも、オリジナリティーを加味して工芸作品として、芸術として昇華している姿勢に、ただだだ素晴らしいの一言です。
職場の人や友人にも見て貰いたいので、DMを頂いて帰りました☆
また来週の月曜日に友人を連れて行きます。笑
らびゅ☆