野辺の仏に 祠をたてて 信心深さ にじみ出る  ~ 石田地区の道祖神と石仏 ~ | 温泉大好き!厚木の住人

温泉大好き!厚木の住人

厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 重なるときには重なるもので(笑)

 

 家の冷蔵庫、故障のため動かなくなったその当日。職場にスマホを置き忘れました。

 翌朝、あるべきはずの机の上にスマホが見当たらず。時間休みを取り、通信停止してもらうまさかの事態に。

 

 ちなみにその当日のアメブロ星座占い。「失くしもの、壊れものに注意」の12位。完璧に当たっていたことになりますね。

 

 さて本題「伊勢原市内周遊」。前回までは「石田城址」を巡りましたが、石田地区を更に探索していると

 このような「道祖神」さまを多くおみかけします。

 

 道祖神はその多くが村境に鎮座していますが、外界から流行り病などの災いから護るために祀られているそうですね。

 先ほどと異なる場所の道祖神さま。

 ちなみに中央に位置しているのは「疱瘡神塔」と呼ばれているそうです。

 

 「疱瘡」とは「天然痘」のことで、命に係わる流行り病を村には入れさせまいとする人々の願いは切実であったはずです。

 

 そして石田城の置かれていた高台をはさんだ反対側には

 木の祠に大きな石仏さまが鎮まっていました。

 

 こちらには特に説明書きが置かれてはおらず、風化による摩耗が進んでいますが、左手に薬壺をお持ちになられていましたので「薬師如来」さまとお見受けしたのですが。

 

 ここからわずかに坂を登った場所にも「道祖神」さまのお姿があり。

 その全てに共通しているのが、覆いを施して雨ざらしにさせていないこと。

 

 露座のままにしていないところに、この地区の人たちの信仰の深さを窺い知ることができる思いがしました。

 

 次回は厚木との市境に沿いながら、伊勢原市を北上していきます。