小田急の 開通前は 平塚が 大山詣り 玄関口に  ~ かつての主要参詣道 矢崎通り ~ | 温泉大好き!厚木の住人

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厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 先日夜遅くのこと。

 Rさん運転の車、警察官に停められました。「車内検問です。ご協力願います」と声かけられて。助手席の私にも強力ライトが照らされ、無人の後部座席も同様に。

 

 「ありがとうございました。それではどうぞお進みください」

 

 ママチャリでは何度も呼び止められている私ですが、Rさんは初めてのことでドキドキしたのだとか。それにしても日付の変わる時間帯まで、警察の方も大変なこと。「ご苦労様です」と心から思った次第。

 

 本題に戻って「伊勢原市内周遊」。

 「田村通り大山道」を辿って、現在は小田急線伊勢原駅に到達しています。

 藤沢・江ノ島へと向かう古道・田村通り。現在は駅舎に寸断されていることを記事にしました。

 

 ところで。伊勢原駅のホーム、小田原方向に大きな踏切が設置されていて。実はこの道も主要な大山道のひとつ「矢崎通り」。

 矢崎通りは、小田急線が全線開通する昭和の初め以前、もっとも賑わいをみせた大山参詣道だったのだとか。

 

 というのも、既に開通していた東海道線の平塚駅に直通する道なりで。多くのひとは平塚から徒歩で大山を目指したんですね。

 平塚から伊勢原までは平坦な道のりで、目指す大山を視界に入れながら歩みを進めることができて。

 

 その「矢崎通り」。

 伊勢原駅から反転して大山方向へと足を向けると

 文字の磨滅しかけた「道祖神」さまや

 小さなお稲荷さまのお社が佇まっていて。

 

 それにしても。左側にみえる細道、かつては多くの人々の行き交いがあったと思うにつけて、不思議な感じにとらわれてしまいます。

 

 次回もこの古道を大山方向へ進んで、大磯宿と直結する「小磯通り」大山道の分岐点を目指します。