毎月1度の「小田原 日帰り温泉」。
自粛期間を終え、4ケ月ぶりに訪れました。5階建てビルの屋上に設置されている露天風呂、渡る風が心地よくて。
その風がどこからか運んできたものでしょうか、ひとひらの桜の花びらがお湯に浮かんでいて。興趣を覚えての一首です。
春風にのせられきたかさくら花 お湯に浮かびて役目を終えて
風雨に打たれて耐え忍んだあと、枝から落ちて辿り着いたのが温泉の中。よほどのツキを持った一枚、なんでしょうね。
自宅付近に張り巡らされているような「大山道」。再び辿ることにしました。そして最初に選んだのが
「柏尾通り大山道」。
東海道の戸塚宿から真っすぐ大山へ向かう道なりになります。そして私のスタート地点に選んだのが
用田の辻から。
ここは「中原街道」「厚木道」「大山道」の3つの大きな道が交わる要衝の地になります。ちなみに用田は相模國一之宮「寒川神社」所有地(御用を納める田んぼ)を語源としているのだとか。
(寒川神社は中原街道を辿りここから約7キロ西に鎮座しています)
寒川さんは少し遠いので(笑)、近くにある「中将姫」さまのお社で手をあわせて旅の安全をお願いしました。
以前も記事にしましたが、中将姫さまは
バスクリンの祖「中将湯温泉」のパッケージに描かれているんですよね。
「ツムラ」さんのホームページによれば、漢方薬「中将湯」は中将姫さんから教えられた処方をもとに調合された薬がはじまり、とありました。
中将湯の残りかすをお風呂に入れたところ、優れた温浴効果があることを発見し、「中将湯温泉」と銘打って売り出したのだとか。それが後のバスクリンに。
ということで、温泉つながりでまとめることができました(笑)。次回から本格的に大山へと足を進めます。