牛山古墳と延命寺 ~ 八王子道周辺散策 ⑫ ~ | 温泉大好き!厚木の住人

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厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 今朝は電車の遅れのため、始業時間に間に合いませんでした。

 

 それでふと思い出したのが高校の時。朝礼開始にちょうどいいタイミングのバスで通学していましたが、定時運行せずによく遅れました。で、出席を取られているさなかの教室到着がいつものパターン。

 

 当時の出席簿は男子の50音順でよばれたあとに、女子の50音順という並びでした。私は「いの一番」で呼ばれる順でしたので、いつも遅刻扱い。解せないのは、同じバスに乗っていながら出席簿順が後ろの女子は遅刻を免れていたこと。男子が先に呼ばれるのは不公平だ!と、毎日のように抗議しましたがいつも却下でした(苦笑)。

 

 さて、本題の八王子道ですが厚木との市境が目前に迫ってきました。かろうじて平塚市内、民家の裏庭に「小山」を発見。

(↑)ここは「牛山古墳」と呼ばれているそうです。高さが4mほどの円墳で、土地の有力者が葬られているのだとか。

 わずか4mですが、「沼地・水田」が広がっているこの付近では「ぷっくり感」がとても目立っています。

 

(↑)「延命寺」

 牛山古墳からわずかに道を進むとすぐに立派な門構えのお寺さんに行き当たります。市境を越えて厚木市に入りました。

 「延命寺」には厚木市重要文化財に指定されている「菩薩立像」(写真は厚木市HPから拝借しました)が鎮座されています。この日は拝むことはかないませんでしたが、お寺さんの前の細道が八王子道というロケーションということもあって、往時はお参りされる人々も多かったのではと想像する次第。

 お寺さんからわずか先の道端には、野仏と道しるべが静かに佇んでいました。この細道も「八王子道」。そのように思うだけでノスタルジックな気持ちになるのが不思議です。

 

 ところで、朝礼時の出席簿の話には続きがあります。担任の先生が私の度重なる抗議(笑)を受け入れてくれて、出席簿を反対(女子の「わ」行)から呼んでくれることになりました。

 当日の朝。いつものバスはいつも以上に遅れに遅れて、教室に入った時には私の名前が一番最後に呼ばれたあと。「どっちにしたって遅刻ではないか」と言われて返す言葉もなく、そして翌日からよばれる順番は元通りに。

 その結果、めでたく「遅刻王」の称号を頂戴する運びとなりました。

 

 八王子道、次回は厚木市戸田付近を散策します。