平塚市『島』めぐり ~ 平塚市内散策 ⑬ ~ | 温泉大好き!厚木の住人

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厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 平塚市域は、西側から西北部にかけて延びる丘陵地帯を除くと、ほぼ平坦な地形が広がっています。ママチャリサイクリングをしていると、この付近には「島」のつく地名が多いことに気付かされるのですが、

(↑)それは例えば「大島」であったり、

(↑)「下島」であったり、

(↑)あるいは、「小鍋島」があったりします。

 これら地名の由来ですが、平塚・伊勢原・厚木にかけての一帯は、かつて広大な沼地(湿地帯)でした。沼地へと流れ込む河川の堆積作用で、浮かび上がった陸地が『島』のように見えたことから名づけられたそうです。

(↑)「小鍋島」停留所近くには「島橋」と名づけられた橋も。

 現在は平塚市に吸収合併されて消滅しましたが、上の3島ともに「城島村」の一部だったとのこと。沼地に点在する島々の風景、想像することも興趣が湧きます。

 (旧)城島村ではありませんが、伊勢原との市境付近に「丸島」という地名も残されています。さしづめ「沼地に浮かぶ丸い島」だったのでしょうか。

 

 ところで「島」から外れますが、次の停留所名が「あいの坂」。このバス停がいつも気になります。以前にも記事にしたことがありましたので、備忘録代わりにリブログしました。

 

 次回も『島』がつく地名にこだわってみたいと思います。