平塚市域は、西側から西北部にかけて延びる丘陵地帯を除くと、ほぼ平坦な地形が広がっています。ママチャリサイクリングをしていると、この付近には「島」のつく地名が多いことに気付かされるのですが、
(↑)それは例えば「大島」であったり、
(↑)「下島」であったり、
(↑)あるいは、「小鍋島」があったりします。
これら地名の由来ですが、平塚・伊勢原・厚木にかけての一帯は、かつて広大な沼地(湿地帯)でした。沼地へと流れ込む河川の堆積作用で、浮かび上がった陸地が『島』のように見えたことから名づけられたそうです。
(↑)「小鍋島」停留所近くには「島橋」と名づけられた橋も。
現在は平塚市に吸収合併されて消滅しましたが、上の3島ともに「城島村」の一部だったとのこと。沼地に点在する島々の風景、想像することも興趣が湧きます。
(旧)城島村ではありませんが、伊勢原との市境付近に「丸島」という地名も残されています。さしづめ「沼地に浮かぶ丸い島」だったのでしょうか。
ところで「島」から外れますが、次の停留所名が「あいの坂」。このバス停がいつも気になります。以前にも記事にしたことがありましたので、備忘録代わりにリブログしました。
次回も『島』がつく地名にこだわってみたいと思います。