相模線から少し離れて、相模川岸を辿ります。上流方向へペダルを漕いでいると、「頭首工」という看板が目に入りました。〇十年以上生きてきた中で、私が初めてお目にかかる言葉のように思えます。
頭首工とは、農業用水を取水するために設置された「堰」を指す言葉だそうで、
写メの左手、下流方向にある「磯部」頭首工により堰き止められた川面はまるでダム湖のようです。水鏡に空の雲が映し出されて、とても美しい光景でした。
この付近は「磯部の渡し」と呼ばれていて、八王子・町田方面からの大山詣での参拝客を渡し船で対岸へと運んでいたそうです。
相模川の向こう側には、大山をはじめとした丹沢の山々が一望。昔の人たちもこの景色を楽しみながら、船に乗ったのでしょうか。
(↑)「磯部の渡し」わずか上流にある「三段の滝展望広場」からの丹沢の山景色。右手には高尾山・陣馬山といったハイカーに人気の高い山々、左手には遠く箱根の山も見渡せます。
かつて歩いたことのある山を数多く指さすことができるのも、また楽しいものですね。
相模川からの景色、次回も続きます。