昨日の記事には多くのコメントをいただき、励ましをもいただきまして有り難うございました。
コメント返信が途中になって申し訳ありません。<(_ _)>
まだまだ、この記事以後も、とよは嫁に言ってはいけないことを言います!
もう、しばらくお付き合いくださいませ。
「あんたは、ほんまに口が減らん子やな、そんな子やさかいに、死にはったお母さんにも、あんな鬼みたいなことが出来るんやな、普通は、せーへんさかいにな、みーちゃんもな、してへんで」
とよがなんのことを言っているのか、一瞬、理解出来なかったので、アタシが、「うん!?」と言うような、首を少しかしげて、眉間にシワをよせて怪訝そうにした。
「解剖なんかは、せーへんもんや、みーちゃんは『可哀相やから』ゆうて、断ったんや」
母の癌は、50歳半ばの主治医の先生が医者になられて、母と全く同じ症例の癌は、5例だけしか診られたことがなく、また、母が入院していた総合病院でも開院(数十年)してから、3例の症例しかない、非常に珍しい、発見しにくい部位にできた癌だった。
母が亡くなった当日、主治医の先生から、アタシが医療従事者ということもあり、病理解剖の要請があった。
アタシは、看護師現役時代に、「治療のお役に立てれば」と、病理解剖を快諾されたご家族の方々の対応を行なったこともあるので、病理解剖の要請を受け入れた。
長女も賛成したが、いのぶは「可哀相や」と、反対した。
主治医の先生が、ナースステーションに入っていかれ「病理解剖や」と言われた時に、母の受け持ちだった看護師さんが、「うそ、信じられへんわ、解剖なんか」と言われたのが聞えて来た。
それに、親戚の者からも、「痛い思いをさせんでもええんとちがうの、お母さん、しんどい思いをしてたのに、可哀相やわ」と言われた。
母ちゃんの思いは、どうなんやろー、病理学的に検証され今後の医療に役立てられるとはいえ、病理解剖をしてもいいんやろうか、と、自問自答をし、「やはり、止めます」と主治医の先生に言おうか、と、病理解剖に送り出した後に気持ちが揺らいでもいた。
いのぶが、義家に母の死を伝えるのに電話をかけた時に、解剖のことも伝え「可哀相やな」と、とよが言っていたことは知っていた。
お雑煮の餅と、同じ様にアタシの独りよがりで病理解剖を受け入れた事も、終わったこととはいえ、ふとした時に「病理解剖をして、良かったんだろうか」と、後悔の思いがよぎっていた。(ING)
お雑煮餅記事は
http://ameblo.jp/19630612/entry-11123908572.html
そんな心に、とよから鬼と言われ、みーと比べられ、アタシの目には涙が溜まっていたし、言い返しをすると、目に溜まっている涙が零れ落ちそうで、何も言わずにいたが、アタシの背側で、
「お母さんには関係ないことやさかいに、いらんことは言わんでええこっちゃ」と、いのぶが言った。
「お母さん(アタシの)が、可哀相やったな、ゆうてるだけや、みーちゃんのお母さんは、痛い目(解剖)に、おうてはらへんさかいにな」
また、みーを出してきたことにアタシの気持ちが爆発した!
涙が零れ落ちてくるのをとよに見られたくない!
丁度、救急車のサイレンが聞こえてきたので、外を見るふりをして、とよに見られない様にし、手で涙を拭きとよを見て、
「そんなに、『みーちゃんみーちゃん』言われて、比べられるのでしたら、絶縁させられたみーさんと同居されたらいいんじゃないですかぁ!!」
ヾ(。`Д´。)ノ
「長男が親の面倒を見るもんや」
「今は、長男言う時代ではないんですよ」
ヽ(`Д´)ノ
いのぶ!!何か言わんかい!と思って、振り向いたが、あぐらをかいて、首を下に向けて目を瞑っとった!
もぉ~~。((o(-゛-;)
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