結婚の挨拶に色&とよ&いのぶで、我が家に来た時に、我が家はもうすでに母一人子一人になっていた。
なので、アタシの親戚の面々が「いのぶさんには弟さんがおんしゃあけん、お父さんとお母さんは弟さんにみてもろうて、いのぶさんに(母を)みてもろうたらよかでしょう」と、母の将来を心配し、言い出した。
「それがよか」
「弟さんがおんしゃるけんですね、弟さんにみてもらうわけには、いかんとですか」等、など、ナド。
挙げ句には、「(アタシの)姓ば名乗ることはできんとですか」
「子どもが出来て、2人男の子やったら1人は(実家の姓を)名乗らせるごと、したら、よかっちゃなかとか」まで言い出した。
大正生まれの叔父、叔母たちは、アタシんちのあんな貧しい家でも途絶えさせたくなかったようで、
「跡取り」「跡取り」と念仏を唱えているかのごとく言い、ギャラリーの者も言い出している中で、母ちゃんは自分の思いを言うこともなく、黙って聴いていた。
が、
色ぼけが母ちゃんに
「お母さん、私のとこに弟がおってもいのぶは長男さかいに長男で育てておるさかいに、養子にはさせられんですな」
「長男さかいに私たちもみてもらうんですわ」
ドリーさん、早速に用いらせていただくわ。お気持ち有難うございました。
『長男教』よ~。「長男に育ててる」って、ね。(笑)
西園家VSアタシの親戚達では、方言での会話で意志疎通もままならぬで、結婚費用の支払いはどうするか、まで話が広がっていった。
『口は出すけど金は出さん』の親戚だから。
(;-_-)=3
で、この場での取り交わし内容は、
1.いのぶの親が高齢になった時に同居する。
2.うさの母の面倒はしっかりみる。いづれは同居を考える。
3.男児が2人生まれたら、1人はアタシの旧姓を名乗らせ土地屋敷はその子に譲る。(成人して、本人の意思に基づき)
の、3つ。
この内容の話が終わった頃に、「しっかり聴きないよ、うさ。あんたぁ、長男の嫁さんになるっちゃけん、いのぶさんのお父さんやお母さんと、はよぅ、同居してくさぁ、良かごとせんといかんとばい、そうせなぁ、なんかあった時にくさぁ、母ちゃんも、いのぶさんを頼られんごとなるとばい」と、母ちゃんが言った。
「わかっとるけん」
母ちゃんからの長男嫁になる心得!?の言葉を胸に刻み込んだ。
この記憶も欠落させたい。
ダカラ、Dakara、ダカラ、
だからねーーー、
2階和室で、
「いづれ、この部屋がお父さん、お母さんのお部屋になりますから、いつ住まわれてもいいですよ」(*^▽^*)
と、豊かな表情筋で言った。
°・(ノД`)・°・
とよが、「そうかいな、長男やさかいにな」(*^▽^*)
ニケさん、ねこねこさん、『ほぼピッタリ賞』ですよぉ。(泣)賞品は何がよかですか?(笑)
後悔先にたたず、で、たびっちさん、何かアタシの今の心情を現す、相応しい四字熟語はなんやろー。
(w_-;
今ね、まさしくこの言葉が、ことばが・・・。
カスピ海の様に広ーーい器(笑)のうさだが、
都合よく、この時期だけの記憶を消し去りたい・・・。
できることならば、この2階和室だけの記憶喪失になりたい・・・。
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