お祝いの前日の昼過ぎに、義姉からいのぶに電話がかかって来た。
通話の途中で「お姉ちゃんが『うさちゃんはけーへんのかいな』言うてるで」
「行かん言うとんのに、しつこい」
「お姉ちゃん、この前言うたように、うさは先に予定が入っているから行かれへんって、言うてるさかいにな」
義姉との電話を切って、アタシに「行ってくれたらええんやけどな」
「この前も言うたけど、喧嘩した時に、あんな事言われてまで、祝う嫁がどこにおんねん!!」
過去記事にも何度となく書いたが、とよとの喧嘩の発端はみーがアタシに喧嘩を売ってきたこと。
正確に言えば、喧嘩を買うたアタシに、みーがアタシが言ってもないことを、ねつ造して、とらを介して義家に言い上げに行った。このことを知ったアタシが、九州オナゴの気の強さでみーに仕返しをした。
この仕返しがとよとの喧嘩を引き起こした。
テーマに戻って、
当日、
「じゃあ、行ってくるわ」
「もぅ、帰ってこんでええから」
1人で行きよった。
5~6分後、いのぶが戻って来て「忘れ物、忘れ物」と、言いながら廊下から直接和室に入って行った。
我が家は、和室は独立しているのでリビングに居ると、何をしているのかが分からない。
「じゃあ、今度こそ行ってくるわ」
勝手に行けよ!
いのぶが、ガレージに行ったくらいのとこで、はっ!Σ( ̄□ ̄)!と、気づいた。
慌てて和室に行くと、隠していた場所に成人式のアルバム2冊がなかった。
オーマイーガー、アタシとしたことが。(/_;)
ほんまにもぉ(;-_-)=3
・・・、「ただいま~」(^o^)
いのぶがリビングに入って来た。
手には成人式のアルバムを入れているであろう、写真館よりプレゼントしていただいた手提げ袋と、風呂敷に包まれた折り箱様のもの。
時計を見ると16:40分。
「何で帰ってきたん?」
「終わったから帰ってきたんや、お袋がうさちゃんにも『よろしく言うとってや』ゆうとった」
言うてるわけがなかろー、妻への気遣いか!?、母親のへの気遣いか!?
「帰ってこんでええのに」
「はい、これ、赤飯や、お姉ちゃんからや」
「いくら、はろうてきたん(払う)」
「お祝いに10,000(円)と食事代1,500円、後はお姉ちゃんがはろうてくれた」
えヽ(゜ロ゜;)ノ せん、せん、せんごひゃくえーーん?
よくもまぁ、しゃあしゃあと。
(-"-;)
アタシは、義姉が予約していた和食店を前もってサイトでリサーチしていたので、いのぶの1,500円の嘘を見破っていたが、追求せず、「まーぁ、なんと貧相なお祝いやねんな」とかわした。
あっかんべえ。
いのぶが「はい、これみんなで撮った写真やで」と言って、かばんから写真を現像した写真袋をリビングテーブルの上にホイと置いたはずみで、写真館で撮った長女の成人式のスナップ写真全てが出てきた。
「なんで、これまでもっていっとんねん!」
「お袋が、『うちの孫やで』ゆうて、村の人や親戚に見せたいらしい、から『焼き増ししてほしい』ゆうとったさかいに、選んでもらうために持っていっとったんや」
ここに来て、『うちの孫』って、よー、言わはるわー!
これも過去記事に何度も書いているが長女を出産する時には、全身麻酔薬の影響で『ヘンな子が生まれてけーへんか』ゆうてたくせに。
ここにきて、『うちの孫』って。
『うちの孫』は、ハルキやろー。
それとも、なんかいな、ハルキはもう、サッカーを辞めたから自慢できんと、思ったか!?
ほんまに浅はかな祖母やなぁ。
(-_-メ
夕食時には、いのぶ自ら風呂敷をほどいて、桐箱に入っていた赤飯を出し、「お祝いやから食べーや」
アタシ、長女、次女、共に反応せず。
「りー、れーれ、食べへんか」
「いらんし」
「そう言わんと食べーや、美味しいで」と、しつこく、アタシと子どもたちにいうもので、次女が一口食べていると、「な、美味しいやろ」
「セブンイレブンの赤飯お握りの方が美味しいしぃ」
長女もそう言うてた。貧相な味覚です。(^^;)
アッ、アタシ?食べませんでしたわよ。めでたくもないですし。(笑)
「アンタ、成人式の写真見せる時に『うさの親戚からたくさん、お祝いをしてもらったんや』って言うてくれたん?」
いのぶが呆れた様な表情筋で、
「はっ、そんなこと、一々、言うわけないやんか、アナタはばかですか」やて。
ぱち笑さんからいただきました、いのぶあての漢字を用いまして、
ご覧の皆サマ方、アタクシ、馬鹿だそうです。
記事から伝わっておりますでしょうか、馬鹿が。(笑)
「りー、おばあちゃんがな、成人式の写真を見て『女優さんみたいやな、変な所(家柄)にやったら(嫁に)あかんで』言うとったで」と、いのぶが言うのを聞きながら、アタシは台所に立って行った。(台所も独立している)
用事をしていると、大きな声で次女が、
「お母さーん、ばーさんが、とんでもないこと言うたんやで~」
(`◇´)
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