山鹿素行と元禄赤穂事件…。
そして「忠臣蔵」
事件と山鹿素行の関係は何か。
演目の「忠臣蔵」で用いられる「山鹿流陣太鼓」とは何か。
山鹿素行像に書かれている碑文には…
…慨然として聖教要録を著し、これを以て譴を獲て謫すること殆ど十年。候これを遇すること旧の如し。また中朝事実を著し以て其の志を見る。長友襲封に及ぶや父子共に師事す。長友の嗣子長矩国除に座事するや、所謂四十七士能く君の讎を復するは、蓋し先生の遺訓の及ぶ所なり。…云々と書かれている。
「中朝事実」を著し以ってその志を見る。長友父子は先生に師事した。長友を継いだ「長矩」は国を失う。いわゆる四十七士能く「君父の讐を復する」(藩の大義)は、確かに素行先生の遺訓(教え)の及ぶところです。
元禄赤穂事件は、山鹿素行の遺訓(教え)が及んだものだと確信をもって刻まれている。そして、山鹿素行の志は「中朝事実」で分かると記されている。
また、「義烈行」にも…
稀世の国士 山鹿素行
2.赤穂に謫居の箇所に…
前後9年7ヶ月を赤穂の地にて士道の養成と著述(中朝事実・配所残筆等)とに途る。義士は実に素行の薫化によって生まれたのである。
赤穂の地にて士道の養成と著述(中朝事実・配所残筆等)と記されている。
中朝事実
山鹿素行を語れば必ず「中朝事実」にたどり着く
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「内匠(頭)家来口上」の解読が、
播州赤穂に受け継がれるものと矛盾なく連動していることを証明。
また「口上書」の解読は「忠臣蔵」の本質を明確にします。
元禄赤穂事件の本質は明らか!
「忠臣蔵」は、日本人の心の反映と言われ…
何故、三百年以上も称賛され続けたのかをここに記す。
ただいま連載中!
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