すべての日本人に伝えたいことがある
私は長年、人はどのような世界を生きているのか、
そして自分とは何なのかを考え続けてきた。
その中で、日本神話というものに、改めて目を向けるようになった。
日本神話と聞けば、難しい神々の名前や、
複雑な物語を思い浮かべる人も多いだろう。
だが、私は日本神話は決して難しくないと考えている。
日本人は昔から、山には山の神様、
海には海の神様、川には川の神様がいると考えてきた。
今でも「トイレの神様」という言葉を、ごく自然に使う。
神様の名前を知らなくても、そこに神様がいると感じ、感謝する。
その感覚こそ、日本神話を理解するための大切な入口ではないだろうか。
私が知りたいのは、神々の名前をいくつ覚えたかということではない。
日本神話を伝えてきた人々は、その物語を通して何を伝えようとしたのか。
その思いを汲み取ること。そして、もう一つ。
私たちは、自分自身の価値を、いったいどこに求めているのだろう。
他人から認められなければ価値がないのか。
誰かより優れていなければ、立派な存在とはいえないのか。
私は、そうは考えない。
一人ひとりが、それぞれの世界を生きている。
誰かの世界の一部分として存在しているのではない。
一人ひとりが、それぞれ完成された世界を生きている。
そんな私自身の考えと、日本神話が伝えてきた世界観を重ね合わせながら、
これから語っていこうと思う。
新シリーズのタイトルは、
『俺は神。お前も神。』
少々乱暴に聞こえるかもしれない。
だが、この言葉は、自分だけが特別な存在だという意味ではない。
自分が神なら、他人も神。
自分の存在に価値があるのなら、他人の存在にも価値がある。
そこに、私が伝えたいことがある。
このシリーズに、何回で完結するという予定はない。
一つずつ、私自身の言葉で語っていく。
難しい知識は必要ない。
日本神話を知っている人も、まったく知らない人も、一緒に考えてもらえたら嬉しい。
すべての日本人に伝えたい。
その思いを込めて、本日から新しいシリーズを始める。
『俺は神。お前も神。』
本日10月9日(金)21時、YouTube「神代は終わらない」チャンネルにて、
第0回『日本神話は簡単です』を公開する。




