「大阪のガメツイのは、買うときだけ」

これはボクが駆け出しだったころ
同業他社の名物社長から教わったんです。

つまり大阪商人は
「仕入れ」だけガメツイと。
「売る時は気前よく」安く売ってしまうと。

これは「的を射た話し」だと、未だに思います。

のちにコンサルから教わったのを引用すると・・・

お店が「売り値」を決める方法は2つ。
① 大阪的→原価発想 (仕入れ原価から、売り値を決める)
② 東京的→売価発想 (この品は、いくらなら売れそうかで決める)

東京は「良いと認めた商品」は、高値でも買う。
大阪は「良いと認めても」・・・高値では買わない。

大阪は、安く売るがために
「仕入れにガメツくなる理由」があるんですね。

大阪の客は、
そんな大阪商人をよく心得ていて(笑)
「これナンボ?」と気安く掛け合う。

そんな「値切り」の文化が根づいたのでしょう。


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「ガメツイ」は大阪弁です。

「あのおっさんガメツイで」と聞けば
バイタリティ旺盛だと思ってしまうけど。

「あのおばはんガメツイで」と聞けば
ほんまに警戒しますわ(笑)。

おばはんのガメツイのは
自分本位で、相手のことなど考えてない・・・
そんな気がするんですわ(汗)。

「逃げ口上」を教えてくれたのがいた。
「無理は2回まで!3回目は無茶!いいまんの」と。

ピシャリ断りながらもユーモラスやんね(笑)。

まあ大阪は「ああ言えばこう言う」ムードがある。
その点、東京は賢い。
「そうさせないムード」で応対するね。

買う時ガメツイ大阪。
売る時ガメツイ東京(笑)。

大阪もシッカリ利益を上げて儲けないと・・・。

いつも安売りして儲けが薄い商売人を、
大阪の客は「ヤル気あらへんなあ(笑)」ともいうんです。

ガメツイけど「同情」してるんかも(笑)。