── 書くだけで、心の奥に“気づきの灯り”がともる

前回までの記事では、

「問い×感情ジャーナル」がもたらす効果や、

その基本的な使い方についてお伝えしてきました。

今回は一歩進んで、

日々のテーマに合わせて“問い”を使い分ける方法

そして感情をより深く言語化する“問いの掘り下げ方”を紹介します。

日記のようにただ書くだけでは終わらせない。

自分との対話を「立体的」に育てるための実践編です。

書くテーマを絞ると、「気づきの輪郭」が浮かび上がる

人は「ただ感情を書く」と言われても、案外迷ってしまうものです。

だからこそ、「今日はこのテーマで向き合ってみよう」という

“切り口”としてのテーマ設定がとても有効です。

たとえば、こんなテーマから始めてみましょう。

テーマ書き出しの問い例人間関係今日関わった人で印象的だった出来事は?仕事今週“やりがい”を感じた瞬間は?

ストレス最近「しんどい」と感じた出来事は?

自己成長今までで一歩踏み出せた経験は?

未来展望どんな未来ならワクワクできそう?


その問いを“入り口”として書き出すことで、

感情の層が自然とあらわになってきます。

感情を深く掘る「問いの展開」テクニック

問いのコツは、“1問1答”で終わらせないこと。

たとえば「仕事で嬉しかったことは?」と書いたあと、

こんな問いを重ねてみてください:

  • なぜそれが嬉しかったの?(理由)
  • 体はどんな反応をしてた?(身体感覚)
  • その気持ちを誰かに伝えるとしたら?(他者との関係)
  • 次に同じ感覚を得るには?(未来へのつながり)

このように、**1つの出来事や感情を「多方向から見る」**ことで、

自分の深い価値観や信念にまで届くことがあります。

実践ワーク:テーマ別ジャーナル演習(セルフでできるミニワーク)

今日はこの中から1つ選んで、実際に書いてみましょう。

💡ステップ

  1. テーマを選ぶ(例:人間関係・仕事・ストレス など)
  2. テーマに対応した“基本の問い”に答える(5分)
  3. 問いを掘り下げて感情を書き広げる(7分)
  4. 気づきや次に活かすことを一言でまとめる(3分)

📝 書くときのポイント

  • 「正解」なんてありません
  • 他人と比べなくてOK
  • 書けない日は無理に書かなくても大丈夫
  • 書きやすい時間帯を決めておくと続けやすいです
  • (例:朝の10分、寝る前の5分)

発展アイデア:書くことをもっと楽しむために

  • 1週間ごとにテーマを切り替えてみる
  • 書いたことを誰かとシェアして“外の視点”も取り入れる
  • 感情を色や図で表現してみる(アートジャーナル)
  • 書いた内容を後から読み返し、ハイライトする習慣をつける

書くことは、“自分と仲良くなる練習”

「問い×感情ジャーナル」は、

感情を“整える”ツールであると同時に、

自分の声を聴くための優しい時間でもあります。

忙しさに飲み込まれて見失いがちな「自分の輪郭」を、

ノートの上で少しずつ取り戻していく。

そんな感覚を、ぜひ味わってみてください。

✍️今日の問いジャーナル

最近あなたが感じた「ちいさな感情」は何でしたか?
それはどんな出来事から生まれたのでしょう?


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「問いを変えたら、こんな気づきがあった」

「思っていたより書けた!」など

小さな声でも大歓迎です🌿

気づきを深めるヒント、またお届けしていきますね。