天使に恋は難しい ~24~ | 櫻葉と嵐を愛し、画く世界

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引き続き
➖Sサイド➖



「あ、これなんてどうですか?」


・・・正直食器だの調理器具などどうだっていい

ダイソーの食器を適当に見繕えばそれで事足りるだろうと思っていたが

相葉はそうでなかった

一つ一つ手に取り、吟味しながら
俺にどうか?と確認してくる


「あんまり派手なのは櫻井さん好きじゃないですよね?あのキッチンにはシンプルなのが似合うし…」

ぶつぶつ呟きながら
やっと全ての買い物を終えたのは
閉店ギリギリだった

結局相葉が選んだのは
北欧風のシンプルな食器と調理器具






それを二人で両手に抱えデパートを後にし
帰りにスーパーで軽く食材を調達した


「これで朝ごはん作れます。ありがとうございます」


湯沸かしポットくらいしかなく
殺風景だったキッチンが
一気に人の暮らしへと近づいた


『なかなか良いな』

「ホントですか⁈」

『嗚呼』

「気に言ってくれてよかったです!
食器とかお揃っぽくなっちゃったから
櫻井さんそういうの嫌いだったらどうしよう…
って自信なかったので」



『嫌い、かもな』

「あ…すみません。明日オレのは違うの買い直してきます」


『そっちじゃなくて、その敬語』

「え…?」











『言っただろ?仕事以外での敬語は必要ないと』


「でも…」


『櫻井でいい。俺もお前を相葉と呼んでるんだから』


「櫻井…なんて、あぁ〜無理ですっそんなっ」


『なら下の名前で』


「・・・翔さん、でいいですか?

『翔でいい』



「翔……ちゃん」



ちゃん?か
悪くない


「で、勘弁して下さい///」



フッ
まっ これ以上言ったら逆にパワハラになるか


『相葉』

「な// 何?翔ちゃん///」


『明日は足りない家電買って帰るぞ。選んでくれ』


「はぃ…じゃなくて、、うん!」






つづく……



櫻井さんも?
心開きかけちゃってたり
するする?(*´艸`*)