【俺はキミを好きになる】
第1話とリンクします

千載一遇のチャンスは突如訪れた
撮影が終わり、ニノと一緒にタクシーで移動する車内、運転手さんの話した言葉に、心臓が跳ねた
運「お客さん〝謎解き探偵〟っていう映画知ってます?」
「もちろんです!映画館に10回以上通いました」
運「それは凄い。よっぽどお好きなんですねぇ」
「はい//」
運「その打ち上げがこの近くのホテルで今日あるらしいですよ」
「えっ!ほっ本当ですか⁈」
運「ええ」
シートベルトが食い込むくらい前のめりになりなって運転手さんに確認する
ニ「相葉さん、落ち着いて」
「ごめん、ニノ先に帰ってて」
ニ「はいぃ?」
「運転手さん、停まってください!」
ニ「ちょっちょっと相葉さん!」
「あとでラーメン奢るからぁ」
ニノの制止を振り切り、タクシーを降り走り出す
向かう先はもちろん、パーティー会場のあるホテル
脚が取れそうになるくらい全力で走って
ホテルのフロントへ駆け込んだ
以前このホテルで撮影したこともあり、顔は知られていたので、招待客なんだろと会場まで案内してくれた
ドキドキドキ
ドキドキドキドキ
ハンカチで汗を拭きながら、息を整える
もう少し
あと少しで生の彼に逢える…
静かに開けられた扉
体を滑りこませるように中へ入る
脚本を手がけた彼が座る席はきっと偉い人が座る席だろうから・・・
目を細め、彼の姿を探す
キョロ
キョロキョロ ジー
キョロキョロ…
あっ!いたっ!!
見えやすい位置にまで移動し、空いてる席にこっそりお邪魔する
事務所に戻ってから私服に着替える予定だった…
フリルのあしらったシャツと細身パンツに革靴のスタイル
ここに来る途中、着替えてくりゃ良かったと走りながら思ったけど、
会場を見渡し、着替えなくて正解だったとホッとする
ちょうどビンゴ大会で盛り上がってる最中で皆んなの目は景品が並べられたステージに向けられてる
これ幸いとばかりに周りを気にせず
彼を目で追った
飲んでるのは水割り…かな?
料理はほとんど食べてないんだ
スーツが似合うなぁ
ネクタイの色も素敵だなぁ
はぁぁぁぁ
カッコイイ
生で見る彼は雑誌やTVに映る彼より
数倍も数百倍も輝いていた
つづく……
恋しちゃってますね、雅紀くん♡