岡「 はぁぁ⁉︎ それで⁈ 」
『 それなら自分が家を出る、と言って出てきました 』
岡「 いやいや、そういう問題じゃなくて、ちゃんと話し合いをしたか?って聞いてんの 」
『 しましたよ、俺が養子で本当の兄弟じゃないこと、ずっと隠し通してきたことも謝りました。
血は繋がっていなくても兄弟だと思ってる、って。これからも二人で暮らしてゆきたい、って… 』
岡「 で、弟くんは? 」
『 雅紀は… 』
・
「 いつまでもこのままじゃいられないよ…
今のオレじゃね恥ずかしいけど、翔ちゃんの幸せ願う自信ないの。依存?しちゃってるんだよ、全てにおいて。
だから一旦一人で自立してみたいの。
だから、お願い… 兄ちゃんから卒業させて 」
そんな風に頭下げられたら
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200818/17/19502536/ea/12/j/o0375033214806134873.jpg?caw=800)
『 雅紀の自由を奪う権利、俺にはないですよ 』
岡「 そっか… バンビも辛いな 」
『 俺の全てでしたから、あいつが 』
モデルとしての人気も出てきた雅紀にとって少しでもセキュリティーのしっかりしている我が家の方が安全だ
一人暮らしの条件としてそこだけは譲れないと言ったら
雅紀は渋々荷物を置いた
俺の行く先を雅紀はしきりに心配したが、
それくらいは何とかなる、と大見得を切って家を出た
そして今日から俺は
ウィークリーマンションで一人寂しく
コンビニ弁当を食らう
もう料理も家事もどうでもいい
雅紀がいないんだから…
つづく……
はぁぁぁ
m(_ _ )mゴメンと謝っておきます