佐藤雅美「敵討ちか主殺しか 物書同心居眠り紋蔵」を読みました。 | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな79歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

佐藤雅美「敵討ちか主殺しか 物書同心居眠り紋蔵」を読みました。

江戸市中あちこちで起きる厄介事は、なぜかこの男の許に持ち込まれる。
南町奉行所の窓ぎわ同心の藤木紋蔵。今日もまた難事件に奔走する。
紋蔵の養子の文吉は、御家人になり、ある縁から大名家に日参、そこで六百五十石取りの娘に見初められる。
しかし婿入り前に、京都で修行しているはずの文吉に江戸で出会した紋蔵は、大名家への対応に頭を悩ます。
一方、紋蔵に邪魔されたと逆恨みする火盗改役が、紋蔵の鼻を明かそうと思案に暮れていた。
表題作「敵討ちか主殺しか」含む8編収録人気シリーズ、最終巻。

 

目次

目隠し板貼り付け要求裏の絡繰/敵討ちか主殺しか/火盗改死罪伺いの顛末/底抜けの出来損ない/品川・骨董屋の正体と枝珊瑚/殺人鬼の復讐/鳶に油揚げ/ちかの思いとそでの余所行き

佐藤雅美さんは好きな作家でしたが、2019年(78歳没)。

表題作の)(敵討ちか主殺しかと)(殺人鬼の復讐)が繋がっていました、どちらも良かったです。

(底抜けの出来損ない)と(ちかの思いとそでの余所行き)もできの悪い男の話でしたが最後は大団円。

もう佐藤さんの作品が読めないのは残念です。本シリーズに、縮尻鏡三郎シリーズ、町医北村宗哲シリーズなど楽しく読ませていただきました。