久しぶりの小杉健治さんです、「風烈廻り与力・青柳剣一郎 桜の木の下で」を読みました | ゴルフ命おじさんのブログ

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ゴルフの好きな79歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

久しぶりの小杉健治さんです、「風烈廻り与力・青柳剣一郎 桜の木の下で」を読みました。

青柳剣一郎は、剣術の師・真下治五郎から元足袋屋の主人・幸助の力になってほしいと内密に頼まれる。治五郎の眼には深い事情を抱えているように映ったのだ。早速剣一郎が調べると、主人は数年前に店を畳んで行方知れずになっていた。さらに、人相も異なる。そんな折、不審な遊び人風の男が幸助の元に現れ……。治五郎が会っている幸助は何者か? 意外な因縁が浮上する!

 

初めてのシリーズですが本作はなんと61巻目でした。

最初は登場人物が多くてこんがりましたが、読むうちにだんだんとわかってきました。

いつの時代も金に目がくらんだ人間がいますが、一方では純粋な人もいます。

タイトルで、吉田兼好の(願わくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ)を思い出しました。桜はいつの時代も人の心をつかんでいたのですね。

 

今回は、桜の木の下に千両箱がありました。青柳剣一郎、酸いも甘いもわかるいい男ですね。