第3380回「よその年寄りの面倒を見るのは嫌じゃん。」
のお話。
2024年7月11日木曜日の投稿です。
2020年 平島団地分裂騒動顛末記 第1322話
【前話 第3378回の続きより。】
平島団地と言う地域は、団地が出来て50年が
経過しようとしていました。
大部分の世帯が平均年齢80才程度となり、
夫婦の内、どちらかが亡くなり、独り暮らしの
高齢者の世帯が増えつつありました。
2019年7月26日金曜日の午前8時15分頃、
平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんに対して、
「今まで、平島団地の民生委員が1人で
対応して来た社会福祉的な業務を大きく改めて、
町内の通りに3軒から4軒で一つの班と言う単位を
作り、そして数個の班で組と言う単位を作って、
13個の組で、組に2名の役員を置いて、26名で民生委員を
補佐し、皆さんで民生委員の業務を分担して、社会福祉の
町内会活動を開始しましょう。」
などと語ると、平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さん
は反対したのでした。
彼女が一番に話を出したのが、2019年の7月の
当時、前町内会長の家の近所に80代の高齢者の
痴呆症のお婆さんがいて、夜遅く、徘徊を繰り返し、
西平島で警察に保護されたなどと言うお話を僕に語り、
「会長、ボケ老人の世話は大変なんじゃん。」
「私の邑久の父や母がまだ生きとって、それでも
大変なのに、他の家のぼけ老人の世話なんか出来ゃーせん
じゃん。」
「何を考えとるん。」
と、こんな事を言い出したのでした。
僕は、今まで平島団地の民生委員が1人で600名程度
の世話を行う現在の業務を改善し、26名の補佐人を作り、
3年程度経過すると、それぞれの通りの組に2名の福祉業務
の経験者が出来ることにより、民生委員の人が亡くなったり、
長期の入院をすることになっても、その代行や、交代が
可能な人材が増えるので、その方が良いと当時考えていました。
平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんは、さらに
僕の考えに異論を唱えたのでした。
【次回に続く。】