第3370回 備前長船住景光【紀州徳川家伝来】岡山県瀬戸内市長船町  | 模型公園のブログ

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第3370回 備前長船住景光【紀州徳川家伝来】

 

       【岡山県瀬戸内市長船町】

 

       2024年7月5日金曜日の投稿です。

 

 

            三毛猫犬ルンルン

 

 

 

三毛猫上差し

 

 今日のお話は、岡山県瀬戸内市長船町にある備前長船刀剣博物館

 

に見学に行ったお話です。

 

 

 

 

犬?場所は、JR赤穂線 香登【かがと】駅から

 

南に少し歩いた場所にあります。

 

 

 

 

7月15日 海の日祭日まで、地元の刀工の

 

故 今泉俊光 先生の作品展を行っています。

 

広島県 呉市の戦前の亀山神社日本刀鍛錬所

 

に出入りしたり、呉市の刀工の平賀先生に

 

弟子入りして、備前伝を会得したとされています。

 

呉の元研ぎ師で、後の刀剣商だった、福永昭二先生と

 

同門の先生でした。

 

 

 

 

1階の左側の展示室の一番左に今日紹介する作品が

 

展示してあります。

 

 

 

 

 

徳川御三家の一つ、紀州【現在の和歌山県】徳川家の

 

蔵刀の一柄です。

 

 

 

 

 

こう言う作品を大名物と呼びまして、珍重します。

 

 

 

 

 

備前長船派の事実上の祖先は、光忠 とされていて、

 

 

 

 

その次の世代が、長光 とされていて、初代と2代目が

 

いるとか、いいや、長光は1人だと論争が続いています。

 

 

 

 

景光は、その次の世代の刀工の親方とされています。

 

光忠が鎌倉時代中期頃の人で、長光や景光は、鎌倉時代の

 

後期の人になります。

 

 

 

 

銀地の葵紋と菊花の一作金具の揃いの江戸時代の太刀拵です。

 

 

 

 

 

 

鍔の耳も見事ですね。

 

 

 

 

 

三毛猫上差し

 

あまり知られていないのですが、葵紋の中の

 

葉の形で、徳川本家、水戸徳川家、尾張徳川家、

 

紀州徳川家、一橋徳川家、田安徳川家など、色んな

 

模様があって、金具を鑑定すると、

 

 

三毛猫ハッ「あっ、これは紀州家の様式だ。」

 

 

と、気付くようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時代の形は、片手で使用するように、茎が短く、

 

腰反りがついて、身幅が狭く、重ね薄く、ピーンと

 

立ったような、そんな姿で、重量が軽い作品が多いいです。

 

 

 

 

 

他にも、たくさん作品が展示してあります。

 

 

 

 

 

  よかったら、立ち寄って見てください。三毛猫犬ラブラブ

 

 

 

【次回に続く。】