第3353回 平島団地で一番じゃんけんが弱い女【ひと】のお話。
2024年6月27日木曜日の投稿です。
2020年平島団地分裂騒動顛末記 第1309話
【前話 第3351回の続きより。】
2019年7月24日水曜日の午後16時過ぎ、
当時の平島団地の民生委員のC2さん宅で、
「次期民生委員の名義人の選出については、
小田原評定を避ける為にじゃんけんで負けた人
に次期民生委員になっていただきます。」
と、こんなお話をすると、民生委員のC2さんは、
「平島団地で一番じゃんけんが弱いのは
2組のあの人ですか。」
と言って、僕の方をじろりと見たのでした。
あの人とは、平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さん
のことでありました。
これは、僕が直接本人から聞いたのですが、
「うちは、子供の頃から運動音痴で、
じゃんけんが弱いんじゃん。」
と、こんなお話で、僕が彼女がじゃんけんを
しているのを初めて見たのは、2019年1月27日
日曜日の夜のことでした。
平島団地公民館の中で、僕が司会をして、長時間の小田原評定を
避けて、じゃんけんで勝った人が好きな町内会の役職を行うルール
でじゃんけんを行ったのです。
当時、町内会費を預かる会計担当者が一番の不人気でした。
「最初は、グー。」
「じゃんけんぽん。」
とやると、おかっぱ婆さんは、
「あああっ、負けたじゃん。」
次に、
「最初はグー。」
「じゃんけんぽん。」
とやると、おかっぱ婆さんは、三日月のような顔形に、
クレオパトラのようなおかっぱの髪型で、鼻の上に
縦しわをよせて、
「いけんじゃん、ああああっ、又、負けたじゃん。」
と両手を握りしめて叫び。
次に、
「最初はグー。」
「じゃんけんぽん。」
とやると、おかっぱ婆さんは、
「ああああっ、いけんじゃん、また、負けたじゃん。」
「いやーーっ、どうしよう。」
と顔をしかめていたら、
それを見ていた西の放送局の意地悪婆さんが、
「あっはっはっはっっっっ。」
「みんなーっ、2組の人はじゃんけんが弱いねぇ。」
と、見下した表情をして、大笑いされ、
僕が、
「みなさん、それでは最後のじゃんけんです。」
「最初はグーッ。」
「じゃんけんぽん。」
とやると、おかっぱ婆さんは、泣きそうな顔をして、
「ああっーーーっ、ダメじゃん。」
と、叫んで、不機嫌そうな顔をして椅子に座り込んで
しまったのです。
こうして、平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんは、
やり手の無かった町内会の会計担当者をすることになって
行ったのは前記で紹介した通りです。
僕の所に繰り返し姿を現し、
「もう、辞めたいんじゃん。」
「昔、町内会の会計しょうた奥さんが
A1さんらーらから
「あいつは8万円町内会費をごまかしとる。」
言うて言い歩かれて、しばらくして蒸発したんじゃん。」
などと繰り返し、
僕に訴えるようになって
行ったのは以前紹介した通りです。
ところでお話は元に戻って、
「それは、その、じゃんけんですので、時の運で
ございます。」
と言うと、民生委員のC2さんは、
「まぁーっ、
会長、私はあの人なら
いいですよ。」
「運転免許証があるので、車も持っているし、
あの人が民生委員をやってくれたらよいですが。」
と、こんなお話が当時ありました。
【次回に続く。】