第3121回 平島振興祭とタピオカドリンクのお話。
2024年3月5日火曜日の投稿です。
2020年 平島団地分裂騒動顛末記 第1208話
2019年7月8日月曜日の午前11時過ぎに、
平島団地の北の情報局のおかっぱ婆さんが
平島団地町内会事務局にタピオカドリンクを
2本持参し、約1か月後に予定されていた、
8月17日土曜日の平島小学校で行われる予定の
平島振興祭でのおでんの出店を暑いのが嫌いなので
取りやめて、タピオカドリンクを平島小学校の校庭に
持ち込んで配るだけにしようと言う申し入れがあった
のでした。
こうすると、おでんを朝暗い内から作る必要もなく
ずいぶんと楽が出来るとのお話であったのです。
【前話 第3119回の続きより。】
「
奥さん、以前もそうですが、今年の4月から
町内に住む人は誰でも平穏に提案できる環境を整えて、
良いと思う事はどんどん提案していただくと言う
風に改めたのですが、今のお話を聞いて質問があるの
ですが、缶コーヒーのような品なら売れ残っても
保管が出来るので良かろうかと思いますが、この
タピオカドリンクは、要冷蔵で、賞味期限があって、
真夏のカンカン照りの日に平島小学校の運動場で
どのように売るのですか。」
「そのあたりの事を思い付きで語らず、よく考えて
みなさんに説明しないと計画の実現性に疑問を
僕は感じました。」
「いいですか、要冷蔵の品が、カンカン照りの気温で
温まって、食中毒が発生してもいけません。」
「余って、捨てると、お金を捨てるようになります。」
「どのような人達をターゲットにして、いくらで商品を
仕入れて、そして、いくらで販売して、いくら利益を
出すのかよくよく考えて提案する必要があります。」
「
奥さん、商売で1日にいくら売り上げが無いと
経営が成り立って行かないのかと言う金額を御存じですか。」
と質問すると、おかっぱ婆さんは無言であったのです。
「
奥さんが邑久の高校を卒業して、スーパーで
ソーセージのマネキン販売をしていたと以前聞きましたが、
スーパーの売り場にホットプレートを持ち込んで、ソーセージ
を焼いて、爪楊枝に刺して、試食していただいて、ソーセージ
を買ってもらう仕組みの商売ですが、奥さんは自分の
日当の事だけ考えて全体の事はおそらく19才の頃なので
考えていなかったと思います、そうでしょ。」
「マネキン販売の日当の相場は8千円から1万円前後です。」
「今回の提案を考える時に、何人で行って、原価が
いくらかかるのか、それを赤字にしないようにするには
最低、いくらの数量を仕入れて、それを販売してと、
一度緻密に考えてみる必要があります。」
「平島振興祭のおでんを取りやめて、タピオカドリンクを
売るようにするとのことですが、いったい、どこの会社から
タピオカドリンクを仕入れる予定なのですか、いくらの単価
で仕入れるのですか、それを教えていただかないと。」
と質問すると、おかっぱ婆さんから返事が無かったのです。
【次回に続く。】