第３０４４回 西日本豪雨から１年
安全安心ネットワーク祭の当日の早朝のお話。
２０２４年１月２７日土曜日の投稿です。
２０２０年平島団地分裂騒動顛末記 第１１７６話 
【前話 第３０４２回の続きより。】
２０１９年７月７日日曜日、前年の西日本豪雨水害から
１年が経った日曜日の早朝、徒歩で平島団地の町内会事務局
を出発したのは、確か午前６時４５分頃だったと思います。
平島小学校に到着したのは、１５分後の午前７時頃だったと
思います。
「夏のカンカン照りの日に行事をするのは、
あんた止めときなさい、変な事始めなさんな。」
と、反対する意見の中、岡山県岡山市東区のニュー平島団地
１３２世帯の町内会長だった備前焼爺さんが強引に
開催した行事でした。
備前焼爺さんは、
「昨年、岡山市に補助金の申請を行って、３０万円程度の
お金が岡山市役所から交付されることになっていて、どうしても
そのお金を全部使い切って０円にする必要があるんですよ。」
などと、申し立て、一方では、西部の町内会４０世帯の
町内会長のお爺さんが、
「あんた、せんようになった言うて市役所に断りゃー
えーじゃなーか。」
「どうして、それが言われんのんか。」
などと、そんなやり取りがあったのは以前紹介した
通りです。
みなさんに、まず、行うのか、行わないのかを
多数決を取らずに、ニュー平島団地の備前焼爺さんが
勝手に一人で考えて段取りをしたらしく、岡山県岡山市東区
平島地区の他の町内会の町内会長や、町内会の会員の世帯は
この催事の内容については知らされていなかったのです。
平島団地の町内会長の僕も、何にいくらお金を支払うとか
そんなお話は一切説明が無かったのです。
そう、みなさんの地域のお祭りではなく、備前焼爺さん
たった一人の主催するお祭りになっていたのでした。
早めに到着して、あのマイペースなニュー平島団地の
町内会長のお爺さんは、今日は何を行うつもりなのかと、
物思いにふけっていたら、一番に到着したのは、平島小学校
の東側に位置する平島新町町内会７８世帯の町内会長の
牛乳爺さんでありました。
牛乳爺さんは、高知県の出身の人で、朝、牛乳配達を行って
その後、平島小学校にやって来たようでした。
「ありゃ、わしが一番か思ようたら。」
と、ニコニコしながら近づいて来たのでした。
「おはようございます。」
と挨拶して、しばらく雑談していたら、いろんな
人達が集まって来られたのです。
牛乳爺さんが、
「土曜日に、備前焼さんが電話作戦で、
いろんなところに電話して、
「今日、日曜日に来てくれ。」
と言って電話をしとるらしいよ。」
「夏のカンカン照りの日じゃけど、
人が集まればよいけど。」
と、そんなお話をしていたら、噂をすれば何とやら
で、ニュー平島団地の町内会長の備前焼爺さんが
トコトコと歩いて平島小学校の校門にやって来たの
でした。
そして、体育館の前に立てると、
「すいません、平島小学校の体育館の前に
テントを建てたいので、手伝ってもらえませんか。」
と言い出したのです。
牛乳爺さんが、
「平島小学校の幕張テントを体育館の前に建てて、
備前焼さんどうするん。」
と質問すると、備前焼爺さんは、人差し指を立てて
「ここにかき氷屋さんに来てもらうんです。」
と言い出したのでした。
平島団地の町内会長の僕は当日の朝、備前焼さんが
いくらお金を支払ったのかはしりませんが、かき氷屋
を平島小学校の体育館の前に呼んでいることをこの時
初めて知ったのでした。
【次回に続く。】