第330回 西日本豪雨水害 平島団地で3番目に早く水害に気がついた人。 | 模型公園のブログ

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第330回 西日本豪雨水害 岡山市東区平島団地で

 

      3番目に早く水害に気がついた人。

 

 

               2020年8月6日 木曜日の投稿です。

 

 

      2020年 平島団地分裂騒動顛末記 51三毛猫ラブラブ

 

 

 

 

【2018年7月7日土曜日撮影 平島団地西側に流れ込む砂川の泥津波の様子】

 

 

 今日のお話は、2018年7月7日土曜日の夜中の午前1時30分に

 

岡山市東区の砂川の第1回目の堤防崩壊が発生し、

 

10分後の午前1時40分頃に、2度目の堤防崩壊が発生し、

 

さらに5分後の1時45分頃に3度目の堤防崩壊が発生し、

 

一気に泥津波が平島団地に襲ってきました。三毛猫!!

 

1番初めに水害に気がついたご婦人、A6子さん、

 

2番目に気がついたD4さん夫婦、そして

 

今日は、3番目に早く気がついた人でA10さんの息子さんの

 

お話を紹介します。三毛猫ハート

 

 

 

 

 

【 水害から3日後の2018年7月9日月曜日撮影の平島団地の生ゴミの山の様子。】

 

 

 あれは、水害から数日経って、A10さんの息子さんと道路の上で、

 

「車を発進させたかと思うと午前2時3分にどっと濁流が道路に入ってきて、

 

ぎりぎりの間一髪の避難だったねぇ、どうやって水害に気がついたん。」 

 

と、聞いて見たのです。三毛猫??

 

すると、彼は、

 

キョロキョロ「 つれから電話があって、教えてもろうたんじゃ。」 

 

と、こんな回答でした。

 

岡山市の方言で 「つれ。 連 」 と言うと、 

 

「友達から。」と言う意味があります。三毛猫ハート

 

 

 

 

【 2018年7月7日土曜日 午前2時35分頃撮影の平島団地8組東通りの様子。】

 

 

 A10息子さんの申し立てでは、時間ははっきり覚えていないそうですが、

 

彼は奥さんと寝ていたそうです。

 

 

 

 

【 2018年7月9日 月曜日撮影の南隣の団地の南古都団地の浸水の様子 】

 

 

 

 夜中の午前1時40分か、45分か、そんな時間に、南隣の南古都の

 

友人から電話がかかってきて、目が冷めて、

 

 

えームカムカ「 何時ジャーおもようるんなー、何にゃーっ。」

 

と、不機嫌になって電話に出たそうです。三毛猫??

 

すると、南古都の友人から、

 

チューアセアセ「 おぃ、わしじゃーー、今のう、うちに水がどんどん入ってきょう

 

るんじゃぁーっ、おみゃーのところにもそのうち水が行くおもうけぇ、

 

準備しとけぃや。」 と、三毛猫!!

 

ありがたいことに、危険を知らせる電話があったそうです。 

 

A10さんの家の地盤から、南古都の地盤は約50センチ程度低いので、

 

友人宅には、早く泥津波が襲ったようです。

 

時間的には、おおよそ午前1時40分前後と推測します。

 

 

 

 

【 2018年7月7日 土曜日の午前2時35分頃撮影の平島団地8組東通りの様子 】

 

 

 僕が、

 

三毛猫?「 電話で教えてもらって、その後、どうしたん。」

 

と、聞いて見ると、A10息子さんのお話しによると、

 

「 嫁を起こして、 西側の2階の窓から外を見たら、

 

どんどん泥水が増えようたけぇ、2階の家の電気をつけて、

 

【 1階と2階に別れた2世帯住宅】1階に降りて、親と、お祖母さんを

 

起こして、2階に避難させたそうです。三毛猫ハート

 

それで、午前1時50分頃か、そんな時間から、まず、自分の車を移動

 

させたそうです。

 

 

 

 

【 当時、平島団地8組のみなさんが自家用車を止めた北古都神社の南西側の土地】

 

 

場所は、 北古都神社の南西の駐車場に移動したそうです。

 

そして、父親の自家用車にエンジンをかけたのが、午前2時でした。

 

これは、僕が見ていました。

 

彼がガレージから出たのが午前2時2分でした。

 

するとですね、 黒いアスファルトの道路が、茶色になって、濁流が北から南に流れて

 

「 ドッバーーーーっ。」と、こんな音で流れ出したのです。三毛猫!!

 

 

 

 

  そして、彼が午前2時2分に父親の自家用車を泥しぶきを

 

上げながら運転して北方向に走って行ったそのすぐ後に、

 

「ポンーーッ。」と音がして、僕の目の前で、鉄のマンフォールの

 

フタが、泥の噴水と一緒に 空中に浮いたのです。

 

 

 

 

【 2018年7月8日 日曜日撮影 

 

  約1メートル程度、空中に浮いた 鉄のマンフォールのフタの様子 】  

 

 

 その瞬間は、僕しか見てないのですが、たしか、2018年

 

7月7日土曜日の午前2時3分ころの出来事でした。三毛猫!!

 

ところで A10さんは、息子さんが夜中に自分の部屋に

 

起こしに来てくれて、自分の80才代の母親、つまりひいお祖母さんを

 

寝ているのを起こして、2階の息子さんの部屋に避難をして、その後、

 

どうしたのかというと、初めに行ったのが、懐中電灯で、西側の窓から、

 

大雨の中、西側の様子を確認したそうです。

 

何十年もこの地で暮らしているそうですが、 こんな水位が上昇した

 

のは初めてだったそうです。

 

 

 

 

 【 2018年7月7日土曜日 深夜の平島団地西側に打ち寄せる泥津波の様子。】

 

 

 

 

そこで、A10さんは、近所に対して電話で避難支援を開始されたのです。三毛猫ラブラブ

 

 

 年若い次の世代のみなさんに参考に覚えていてもらいたいのですが、

 

A10さんは、周囲を見渡して近所の家の部屋に

 

 

 大雨の中、電気がついているのか、いないのかを確認したそうです。三毛猫??

 

 

 

つまり、  家に 電気がたくさんついていたら、

 

       水害に気がついている。

 

       家に電気がついていなかったらーー。

 

       寝ていて 水害には気がついていない。

 

 

 

こういう 判断を土砂降りの大雨の中、行ったそうです。三毛猫ラブラブ

 

なかなか、災害に遭遇した時に、 おちついてこう言う判断が出来る様で、

 

出来ないのです。

 

この事を 覚えていていただくと きっと いつか役に立つ時があると思います。

 

 

 

 

 

 

 そして、電気がついていない家に対して、危険を知らせる電話を

 

かける作業を自分の判断で夜中に始めたそうです。三毛猫ラブラブ

 

「この電話のおかげで うちは 助かりました。」と、言う人が近所で

 

多かったです。

 

 

A10さんの 災害で被災した時の判断と行動は立派なことであった

 

と思います。三毛猫ハート

 

 

 

 

みなさん 共通しているのが、初めは、

 

 

 

ムキー!!ムカムカ「 だれにゃーーこんな時間に。」

 

 

と、怒って出て来るそうです。

 

「 こんばんは、A10です、 車を動かさにゃーいけんよ。」

 

「 農道が沈んで、水が家に入ってきそうなよ。」

 

 

と、こんなお知らせだったようです。

 

ところで、A10お祖父さんに僕が聞いたお話しで、

 

1番電話に出なかった世帯で、30分くらい電話を鳴らした

 

2軒北側の家も当時あったそうです。

 

それで、「 それ、 だれじゃったん。」と、聞いたら、

 

D5子さんの家でした。三毛猫??

 

彼女の家には、おおよそ午前2時25分頃、やっと電話に出て、

 

ひらめき!!ムカムカ「 もうーーーだれねぇー。」

 

と怒って出て来て、

 

「A10じゃ、 車、動かしとかんといけんよ。」

 

と電話をかけて、D5子さんは、

 

 

ひらめき?「ほんまじゃろうか。」

 

 

と、自分の家の西側の窓から大雨の中、西側見たそうです。

 

 

 

 

 ひらめき!! 彼女もですね、 子供の頃から平島団地で育った人ですが、

 

こんな光景は初めて見たそうです。

 

D5子さんは、90才の母親を起こして、隣の家の2階に避難させて、

 

自家用車を移動させることになるのですが、 当初、移動させた場所は、

 

プロパンガス庫の北側でした。

 

 

 

【 2018年7月7日 土曜日撮影 

 

  泥津波で水没して行く プロパンガス庫北側の様子。】

 

 

 

【 比較写真 水害後のプロパンガス庫の北側の様子 2018年7月14日 撮影 】

 

 

 

  その場所に車を置いて、傘をさして、外に出て、僕に移動させるよう

 

に言われることになって行くのです。

 

 そのままにしていたら、30分後、はダメになっていたと思います。

 

次回は、 平島団地で4番目に早く水害に気がついた人のお話を紹介

 

する予定です。

 

 

 

 

【 次回に続く。】【 転載、コピー自由です。】