3月議会の一般質問で家庭ごみ袋有料化問題を取り上げて計画中止を求めました。
一般質問の概要を紹介します。
一般家庭ごみ処理費用を有料化して市民に負担を押し付けるな!
入沢 ごみ収集業務は自治体の責任で行う固有の業務であり、新たに市民にごみ袋代として負担を求めるのは誤りです。ごみ袋の有料化計画の中止を求めますが、いかがでしょうか。
宮本市長 ごみ処理の受益者負担制度につきましては、市民のごみの排出量に応じたごみ処理経費の一部を負担していただくもので、負担の公平性を確保しつつ、ごみの排出の適正化、さらにはごみの減量化へとつなげようとするものであります。
この考え方は、環境省の廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針の中でも市町村の役割として示されており、本市では令和4年4月から施行した習志野市一般廃棄物処理基本計画に位置づけたものであります。
現在、近隣他市の導入状況の調査など、基礎的な検討を進めており、引き続き本市にふさわしい制度の調査・検討をしてまいります。
入沢 ごみ袋を有料化して、それで排出をしてくださいということで計画を進めているわけですけども、なぜ今有料化なのか、その理由が分かりません。
以前のクリーンセンターの所長は、「他地域からのごみの流入、集積所へのごみのポイ捨て防止効果がある」と繰り返し説明していますが、ごみ袋の原価に処理手数料を上乗せすることで、どうしてポイ捨てが防止できるのか伺います。
クリーンセンター所長 他市からのごみの流入や集積所へのポイ捨てということでお答えをいたします。
本市で家庭系ごみを集積所へ排出する場合には、市指定袋のみでなく、透明・半透明の袋での排出も可能としております。このため、他市と隣接する地域では、市民以外の方がごみを排出するケースがあることや、本来の集積所の利用者でない者が集積所にポイ捨てをするといったケースも確認をしております。このような事例に対して、受益者負担制度の導入の一例として、完全指定袋制ということを導入し、ごみ袋を統一すれば、市民以外の方がごみを排出するケースや集積所にポイ捨てするケースが減少するなど、一定の抑止効果はあると考えております。以上です。
入沢 それは有料化と指定袋の話をごちゃ混ぜにしてるんですよね。そこは整理をする必要があると思います。ポイ捨て防止というのは全く見当違いだと思います。
最後に申し上げますが、ごみ袋の有料化の前に行うべきなのは、分別回収をしっかりと行うこと。燃えるごみの5割が布・紙になっています。3割はプラスチックです。その削減を行うこと。事業者の皆さんにも削減努力を行っていただいて、ごみの総量圧縮、再資源化を進めることで、ごみ袋有料化を行わないことが可能だと思います。ぜひ検討をお願いします。
宮本市長は取れるとことからお金を取ろうという発想ありきで、ごみの減量をどう進めるかはなんの具体性もありません。こまった市長です。