アフリカ大陸に野生種のゴマ科植物が多く自生していますが、
考古学の発掘調査から紀元前3500年ころのインドが
栽培ゴマの発祥地であるとされています。
主に種子が食材や食用油などの油製品材料とされ、
古代から今日まで世界中で利用される植物です。
中国名は「芝麻」「胡麻」紀元前1世紀ごろに西城(中央アジア)から
古代中国に渡来した胡(寒外民族)の麻(油分を含んだ種子の意味)として
中国名(胡麻)が生まれた。
和名「ゴマ」はこれを音読みしたものと言われている。
日本では縄文時代の遺跡からごま種子の出土事例があります。
奈良時代には畑で栽培し、ごまを圧縮してごま油を作り、
食用油として調理したり、燈油として用いた。
平安時代の「延喜式」ではゴマの菓子や薬用利用について記されています。
日本で使用されている胡麻はその99%を輸入に頼っています。
2006年のゴマの輸入量は約16万トン。国内では鹿児島県、茨城県、沖縄県
などで生産されているが総生産量は100トンにも満たない。
白ごま、黒ゴマ、黄ごま(又は金ゴマ、茶ゴマ)など種子の外皮の色によって分類される。
欧米では白ゴマしか流通しておらず、アジアは半々、金ゴマは主にトルコでの栽培である。
農薬や肥料なしでもそれなりの収穫が可能という、自然任せ栽培であるため
品質改良はあまり行われてこなかった歴史がある。
2010年の最大の生産国はミャンマー、インド、中国で世界総生産量の50%を占める。
鞘の中に入った種子を食用し、古くから世界各地から食され、
香辛料や食用油としても利用されてきた。
鞘から取り出し、洗って乾燥させた状態(洗いゴマ)で食用となるが、
生のままでは種皮がかたく、香りもよくないので、
通常は炒ったもの炒りごまを食べる。
又剥く、切る(切りごま)、指先でひねりつぶす(ひねりつぶす)、
すり鉢で潰す(摺りごま)などとして料理や薬味として用いられます。
又、伝統的にふりかけに用いられることが多い。
炒ると香りがよく引き立ち、料理や菓子の風味づけに使われます。
白ごま:ほのかな甘みがある。風味が穏やかで癖がなく、最も多く食べられる。
ごま和えやごま豆腐、練りごまなどいろいろな料理に使われる。
脂質が多いためごま油の原料にもなっている。
黒ごま:香りがつよくコクがある。黒い皮にはアントシアニンや鉄分が含まれている。
香りがよく胡麻和えのほか、赤飯やおはぎなどに使われる。
黄ごま:(金ゴマ、茶ごまとも)香りがよく味が濃厚である。
かをりがよく脂質が多いためコクが強い。
生産量が少ない。
葉は青汁の原料として利用されている。ミネラル、ビタミン、
食物繊維のほか抗酸化作用があるアクテオシドが含まれています。





