今朝の毎日新聞朝刊ネット版で、茨城県を指す古い地名として名高く、常磐線特急の名前にもなっている「常陸(ひたち)」について、20~30代の約半数以上が「読めない」とする衝撃的なニュースソースがアップされた。
しかもこの事実について、某Fランク大学の教授が「常陸(ひたち)を読ませる事を目的として、予算の無駄遣いになってはいけない。」などと、頓珍漢な見識を書き込んでいる。
国家的危機である。もし私が国会議員なら、明日にでも衆院文教委員会に怒鳴り込んで、こうした旧国名などの識字率をアップさせる緊急予算措置を講じるよう交渉する。
英国人に例えれば「SCOTLAND」を「スコットランド」と読めない20~30代の英国人が、全土に居るという事態である。もしこの事態が英国で起きれば、国会議員どころか全国の教職員が率先して「SCOTLAND=スコットランド」と読む様に行動を始めるだろう。
だが日本人は脳みそお花畑宜しく、責任の擦り付けに終止だ。先ほどのFランク大教授だって「常陸すら読めない学生を生む義務教育の問題」と、見事に責任転嫁している。こうした学生の行きつくところが、その彼が偉そうに宣う大学である事実を放っておいて。
日本は何時から「母国語の読めない若者」を、量産する国になったのか。どっかの大手IT企業が、公用語を英語にすると聞いた時、鼻で笑ってしまった。『日本語すら真面に表現出来ない人間が、母国語を捨てて別言語を公用語にするなど、何時かとんでもない騒ぎを巻き起こすだろう。』
そして案の定、モバイル通信事業を巡る大スキャンダルを巻き起こし、倒産の一歩手前まで行った。
しかし何とまあデリカシーのない日本人(と呼ばれる人種)が量産されてくることだろう。最近、日本の大手企業は、日本人の新卒学生を雇う事に消極的。何故ならば「言葉を正確に理解し、表現できる日本人の新卒学生が、急速に減っている。」という信じられない噂話が、丸の内や大手町の某企業に居る友人から、漏れ聞こえてくる。『こういう話も、いずれ出るだろう』と考えていたが、私の推測よりも10年以上早い。そして恐ろしい。
いずれ「日本人」と呼ばれる民族は、消滅するだろう。それとも、お得意の「お雇い外国人」を使って、ニセ日本人を演じさせるか?。