ドラマ「僕らの食卓」の感想です。(1) | 1904katuoさんのブログ

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ドラマ「僕らの食卓」のあらすじと感想です。
 
たくさんの間違いとネタバレ、激しい私見をお許し下さい。
 
ほんの一部分だけを書いています。
 
 
・(原作) 三田 織さん
 
・(脚本) 
 
下亜友美さん 石橋夕帆さん
 
飯塚花笑さん 上村奈帆さん
 
 
・(監督)
 
石橋夕帆さん 飯塚花笑さん
 
上村奈帆さん
 
 
 
(←写真の右が豊です。
 
左が穣(みのる)です)
 
 
(ストーリー)
 
主人公の穂積 豊(犬飼貴丈さん)は、23歳の会社員です。
 
彼は幼い頃に両親を亡くし、親戚の家に養子として引き取られました。
 
 
しかし豊は、その家で義理のお兄さんと上手くいかず、人と 食事をすることが苦手になってしまいます。
 
(←義兄の勇樹役は、市川知宏さんです。
 
少年時代の勇樹役は、長野蒼大さんです)
 
 
ある秋の日、豊はいつものように、会社の近くの公園で、一人で昼食をとっていました。
 
すると、小さな男の子、種(たね、前山くうがさん)が現れ、豊のおにぎりを欲しがります。
 
 
種「これ、すっげーうまい!」
 
豊「そっか。
 
これ僕が作ったんだよ」
 
種「ほんとか?
 
おまえ、天才だな!」
 
 
種は、無邪気に大きなおにぎりを頬張っています。
 
しかし豊は、小さな種が一人でいることを心配し、ご家族を探して回りを見回していました。
 
 
そのとき、スーパーの袋を下げた、金髪で長身の青年、上田 穣(みのる、飯島寛騎さん)が現れました。
 
 
穣「おい、種!
 
レジんとこで待ってろって言ったろ。
 
何してんだ、コノヤロー!」
 
 
穣は、言葉は乱暴ですが、弟の種を大切に育てているようです。
 
 
穣「あっ!お前、何食ってんだ?!
 
お兄さんの大事なおにぎり、勝手に食ってんじゃねぇ!
 
あの、ほんとにすいませんでした!」
 
 
穣は、おろおろしている豊に、深々と頭を下げると、種を抱きかかえて去って行きました。
 
豊は、呆然と二人の後ろ姿を見送ります。
 
 
 翌日、豊が昼休憩に公園を訪れると、穣と種が待っていました。
 
驚く豊に、種は人懐こく駆け寄ります。
 
 
穣と種は、先日のことを謝りました。
 
そして穣は、種が豊のおにぎりを、とても食べたがっているので、作り方を教えほしいと頼みます。
 
 
種「兄ちゃんのまずいもん!」
 
 
微笑ましい口喧嘩をする二人を見て、豊は笑顔になりました。
 
 
(←豊は、子どもの頃から、言葉のきつい義兄を、怖がって避けていました。
 
でも本当は、穣と種のように仲良くなりたかったのだと思います)
 
 
そして日曜日に、人見知りな豊は、 勇気を出して、上田家を訪ねました。
 
豊の訪問に、穣のお父さんの耕司(原田龍二さん)は、驚いて喜びます。
 
 
(←耕司は陶芸家で、自宅の工房で陶芸教室を開いています。
 
飄々とした楽しい人です)
 
 
耕司「えっ!穣の友達?
 
そっかぁ、友達いたんだ」
 
 
(←穣は、二年前にお母さんの実花(長谷川葉生さん)を亡くしてから、大学を休学し、お父さんと共に、小さな種を育てていました。
 
一見、お父さんは、穣の人生に責任感が薄いように見えます。
 
しかし本当は、お母さんが闘病の末に亡くなったとき、燃え尽きてからっぽになった穣の心が再生するのを、そっと見守っていたのだと思いました)
 
 
 豊が庭に入ると、穣は、縁側に寝ころんでスマホをいじっています。
 
種は、元気に穣にじゃれていました。
 
 
(←そのときの穣は、一見、暇そうに見えますが、自分の時間ではありません。
 
 
穣は、種と家族を愛していますが、出口が見えなくなった、自分に対する苛立ちも感じます)
 
 
やがて穣は、豊の姿を見つけて驚きます。
 
 
穣「マジ…?」
 
 
その後、豊と穣と種は、土鍋で炊いたご飯でおにぎりを作ります。
 
そのとき穣は、お母さんを亡くしてから初めて、誰かに甘えることが出来たようでした。
 
そして豊は、初めて人と食事をすることに幸せを感じます。
 
 
こうして豊は、週末ごとに上田家を訪ねる日々が始まりました。
 
 
 
(←私見ですが、「僕らの食卓」は、グリーフワーク(喪の作業)の物語だと感じました。
 
豊は、幼い頃に失った両親の記憶がありません。
 
穣は、豊と出会い、お母さんの居なくなった世界で、自分の人生を受け入れます。
 
そして最終回で、お父さんが語った、人を愛する覚悟に心打たれました。
 
 
ロケ地の徳島県美馬市の美しさが、一生懸命に生きている彼らを、優しく包んでいるようでした)
 
 
 
後一回くらい続きます。
 
読んで下さって、本当にありがとうございます。