ドラマ「絶対BLになる世界vs.絶対BLになりたくない男」のあらすじと感想です。
たくさんの間違いとネタバレ、激しい私見をお許し下さい。
ほんの一部分だけを書かせていただいています。
前回の続きです。
主人公のモブ (犬飼貴丈さん)は、男性たちが次々と恋に落ちていく、BL漫画の世界の住人です。
しかしモブは、恋愛を回避し、この世界の「その他大勢の一人(モブ)」として生きてきました。
そんなとき、モブはバレンタインに、優しくて大人しい菊池(伊藤あさひさん)から、 チョコレートを贈られてしまいます。
しかしモブは、菊池の気持ちが信じられません。
モブ(心の声)『ここは男同士、目が合っただけで、運命の恋が始まってしまうBLの世界。
ささいなことで立った(恋の)フラグは、他の出会いで塗り替えられるだろう』
モブは、知的でハンサムな同級生、三好(砂川脩弥さん)に、菊池の関心を向けさせようとします。
しかし突然、三好の恋人の春生(坂田秀晃さん)が現れ、浮気相手に間違えられた菊池は、さんざんな目にあいました。
(←モブの菊池に対する態度は、薄情でした。
ですがモブは、『家族以外、誰も本気で自分を愛してくれる人なんていない』と、幸せを諦めているようにも見えました)
その後、モブは一人で、バーで飲んだくれています。
モブ (心の声)『もう疲れた…。
俺は、俺なりに頑張ってきた。
この誰もがBがLする漫画の世界で、それでも抗おうと、必死に戦ってきた。
それでも周りは、いつも俺をBがLする世界に引きずり込もうとする。
なぜなんだ?
ここがBLの世界だから、仕方がないって言うのか?』
ついにモブは、テーブルを叩き、声に出して叫びます。
モブ「世界のバカ野郎ーッ!!」
そして、店を出たモブは、雨の中、ふらふらと歩きます。
その瞬間、モブは猫を踏みそうになり、階段から足を滑らせて地面に倒れ、気を失ってしまいました。
翌朝、自宅のベッドで目覚めたモブの耳に、優しい声がよみがえります。
『…大丈夫?
大丈夫ですか?』
モブは、誰かが倒れている自分を介抱し、自宅まで連れて帰ってくれたことを思い出しました。
モブ『昨日のことは、おぼろげだが、一つだけ確かなことがある。
その背中は、とても暖かくて、柔らかくて、ほんのりシトラスの香りがした…』
モブは、大学でシトラスの君を探し回ります。
しかし、彼は見つからず、がっかりしたモブは、誰もいない教室で、教材のコピーをとっていました。
そのとき、コピー機がトラブルを起こします。
すると、後方から誰かの手が伸びて来て、コピーの誤作動を止めてくれました。
そのとき、ほのかにシトラスの香りが漂います。
モブ「シトラス…」
モブが振り向くと、菊池が優しく微笑んでいました。
モブは尋ねます。
モブ「お前、昨日、俺のこと助けてくれたよな…?」
菊池「お礼なんて言わないでよ。
先に助けてくれたのは、君の方だよ」
菊池は、モブに惹かれたきっかけを話します。
自分は、一ヶ月前に恋人にふられて、可愛いがっていたハムスターにも先立たれ、どん底の精神状態だったと。
そんなとき、この教室で、モブがコピー機の使い方をおしえてくれたことが、とても嬉しかったのだと。
その後、菊池は、モブを目で追っているうちに、どんどんモブの優しさに気づいていきました。
モブ『ヤバい!これはヤバい!!
最大のピンチ!!!
(((:゜Д ゜))』
しかし、心の声とは裏腹に、菊池を見つめるモブの目は、泣き出しそうに揺らいでいます。
菊池は、モブを安心させるように優しく微笑みました。
菊池「大丈夫。
君が僕に興味ないのは分かってる。
僕は、こうやって、たまに話しが出来れば幸せだから」
そうして菊池は、バイトに行くため、教室を去って行きました。
その後 、帰宅したモブは、机の引き出しに入れていた、菊池からのバレンタインチョコの箱を取り出します。
そしてモブは、チョコレートを愛おしそうに見つめてから、そっと口に入れ、驚いたように呟きました。
モブ「…甘い…。
…苦い…。」
今まで、立て板に水の如く、流暢にBLについて解説していたモブは、今「甘い」と「苦い」以外の言葉を失っています。
ついにモブは、夜の街に駆け出しました。
そしてモブは、息を切らして、菊池がウェイターのバイトをしているレストランに到着します。
その後、菊池の休憩時間に、レストランの夜の屋上で、二人は向き合いました。
モブは、菊池のバイトが終わったら、飲みに行こうと誘います。
菊池「飲みに?
嬉しい!」
菊池は、素直に喜んでくれました。
モブ『やっぱり、菊池の笑顔って可愛いな…。
って、可愛い?
大丈夫、俺は決して、BがLする世界に屈しない!
これからも屈しない!、屈しない!!』
菊池「どうしたの?」
モブ「俺…(ダメだ!ダメだ!
言っちゃダメだ!!
(:≧皿≦:))」
菊池「何?」
菊池は、優しく微笑みます。
モブ「……やっぱ好きだ!!」
二人は、夜空の下で見つめ合いました。
(←ここまでが、「絶対BLシーズン1」のストーリーです。
引き続き、続編「絶対BLシーズン2」の冒頭シーンについて書かせて下さい)
恋が成就したモブは、幸せに戸惑いながら呟きます。
モブ(心の声)『俺は、今日でモブ卒業。
この世界のメインキャラとして生きるんだ。
誰とって?
決まってるじゃないか?
目の前にいる、この…』
五十嵐(猪塚健太さん)「菊池!」
モブ「ん?(・д・;)」
菊池「五十嵐!」
突然に、自信に満ちあふれた、とんでもない美男子、五十嵐が現れます。
五十嵐の周りには、白い薔薇 が 咲き乱れ(←モブの幻覚)、まばゆい後光が射しています(←モブの幻覚)。
モブが、眩しさに直視できずにいるうちに、五十嵐は、菊池に向き合いました。
五十嵐「俺、離れてみて、ようやく気づいた。
俺には、やっぱりお前しかいないんだ」
五十嵐は、優しく菊池の頬に触れると、当然のように口づけました。
モブ「え ええ~~~~ッ!!?
はあああああッ!!!
ヽ((:@ Д @:))ノ」
モブは、菊池の気持ちを確かめず、奇声を上げて、その場から逃げ出します。
そして、壊れたモブは、夜の街中で狂ったように笑い出しました。
モブ「……ハハハハハハハ……!!
ヽ((#@∇@#))丿」
心の声『これで確実に証明された。
人生最大のフラグが立とうと、俺は鉄壁のトップ・オブ・モブ!!』
モブ「オオオオオーーーーーッ!!!」
こうしてモブの過酷な戦いの日々が、再び始まりました。
しかし、シーズン1のモブが、ナイフみたいに尖っていたのに対して、シーズン2のモブは、愛を知って成長したように感じました。
シーズン1では、恋に落ちる友人たちを、ドン引きしながら観察していたのに、シーズン2では、そっと見守っているような印象です。
そしてモブが、登場する高校生たちに対して、常に優しいお兄さん目線なのが好きでした。
感想は以上です。
読んで下さって本当にありがとうございます。
(←今年放送のシーズン3が楽しみです。
(0^▽^0))