研修会の最後は「マルホンまきあーとテラス(石巻市複合文化施設)」を訪れました。
この建物の設計は、藤本壮介建築設計事務所です。
いつでもカドで消せる消しゴム「カドケシ」を思い出しました。楽しい(^^)
藤本壮介さんといえば、関西・大阪万博会場のデザインプロデューサーです。
大屋根リングを設計した方の建物が石巻にあるなんて、誇らしいですね。
この中に石巻市博物館があります。
この日は企画展「宮城に生きる民族 宮城の漁業」の開催期間中でした。
様々な漁具が展示されていました。
いっきゅう会には、民俗学の博学、水産業の専門家、田代島で漁業の手伝いをしながら育った方など、人材が豊富なので、解説者には不自由しませんでした。
常設展示には、「石巻の源風景」「毛利コレクション」「石巻にゆかりの先人たち」などがあり、じっくり見れば一日中見ていられる充実ぶりです。
その中でも「高橋英吉作品展示室」は、その作品の持つ力により、強く印象に残ります。
高橋英吉については、本ブログの「トリビアNo.108夭折の彫刻家・高橋英吉の作品を見る」に記述がありますので、そちらをご覧ください。
代表作の「海の三部作」は圧巻です。
(潮音)
(黒潮閑日)
(漁夫像)
ぜひ現地で見て、感じていただきたいです。
高橋英吉は仏像にも関心が高かったそうです。
背景の棒は、編み物の編み棒でしょうか。
優しい観音様です。
この日は、「高橋英吉と小室達」という特集展も開催されていました。
小室達は、このブログにもたびたび登場する伊達政宗騎馬像の作者です。
この宮城出身の彫刻家の交流を、小室達の日記により明らかにしている展示です。
解説から拝借しますが、
「昭和14年、国の美術コンクール・文展に『潮音』を出品して特選を受賞した英吉は、同年10月18日に小室のもとに挨拶に来ています。小室は英吉を『立派な青年である』と評価しました。」
とのことです。
宮城出身の二人の彫刻家が互いに認め合っていた事実に胸が熱くなります。
この特集展は来年の令和8年2月8日まで開催されていますので、ぜひご覧ください。
秋の研修会のレポートは以上です。
充実の一日になりました。
来年春には、いっきゅう会に新メンバーをお迎えして、また研修会を開催したいと思います。
(執筆:ひとしさん)







