2023.02.25初出

再掲載






発達障害とか、HSPとか言う以前の話で、そもそも子育てと子どもの脳のお話。




あまりにも救いが無かったので、書いた話。

育ち直しと育て直しのススメ。





さて、続きです。




親に子育てをミスられた方は、

自分で自分を育てなくてはなりません。


あなたをキチンと育てられなかった親御さんが、あなたを育て直すのは、まず無理な話ですから。


自分で育ち直して下さい。

これをせずに、ウッカリ親になってしまうと、後が大変です💦

(少なくともわたしは大変でした。)




①育ち直し

親が正しく愛してくれなかった分、不足した愛情の電池を、自分自身で満たすための準備として。

まず、「自分の中の親の残像」を倒してください。

まず、自分の親ガチャ運の悪さを呪ってください。とことん、親に心の中で罵詈雑言を吐いてください。反抗期してください。飽きるまで。

ノートに悪口をしたためてください。

いつまでこんなこと言ってるんだ、自分は、馬鹿で、幼いなと、自然に思えるまで。

だんだん、本当に馬鹿馬鹿しくなります。


その時自分がいかに辛気臭くて、依存的で、幼い性格なのかもキチンと自覚すること。
ただし、それはあなたのせいではない。マルトリートメント(不適切な養育)を親にされるとそうなるのです。

しかし、親には話は通じないことがほとんどです。分かり合うことはまず諦めてください。


それでも。
親に直接怒りをぶつけるのは、一度はした方がいい。その時、自分のお子様加減、性格の悪さもキチンと自覚していると、開き直ってはち切れられます。

ちなみにわたしは、性格の悪さを咎められた時→「誰に似たんだろうね?」と返し、

親が自分の子どもの頃の苦労を語り出した時→「アンタの話は聞いてない」とぶった斬り、

親がかつて自分に言った言葉をそのまま嫌味として返す、などをしました。

親の性格をリサーチして、想定問答集、若しくは「これだけは絶対に伝えるぞ」という文言を決め、作戦を練って置くといいです。


親とぶつかるのは確かに困難ですが、

親に反撃のひとつも出来ない自分のまま、この先の人生を生きていくことの方が、実はより困難なんです。


もともと親に文句が言える、又は喧嘩が絶えない関係性である場合は、落ち着いて、淡々と、理知的に事実を伝える方がいい場合もあるかも知れません。バトルすること、怒りを抑えて大人として冷静に話し合うこと、自分がより苦手な方を選択してください。

その際、


この画像を見せてもいいと思います。…というか、この記事をそのまま読ませてもいいのか。


それでも、まあ多分、恐らく親と分かりあうことは難しいと思います。あなたの親は幼いのです。

弱いのです。あなたの気持ちを受け止めるのは、、とても難しいと思います。


でも自分の中の親の残像を倒せれば…

自分自身の育ち直しが本格的に進みます。


あなたがあなたの親になってください。

上手く出来ないことがある自分を認めて許す。

最低最悪な自分自身を認めて、許す。

子どもの頃の自分を思い出しながら(または、日常生活のなかでつい、思い出してしまった時にその都度)、不完全なあなたの親の代わりに、自分自身が親になって、かつての自分に声をかけてあげてください。


どうしても許せない、変われない自分を見つけた時は、(誰かと比べたり、下らないジャッジをしたり、むやみに他人を馬鹿にしたり…etc)今までの自分をとことん否定して馬鹿にしながら叱ってください。…それが自分の親になるということです。(決して自分の親のものさしで自分を叱らないこと。しかし同時に、あの馬鹿親でもごく稀に正しいことを言っていたんだな、と気が付いたなら意地を張らずにその意見に素直に従うことです。それが、大人になるということなので。)


あなたは親に成長を止められた人間です。

大きな赤ちゃんです。

これを育て直すのは、大変なことなのだなと腹を括りましょう。


少しずつ自尊心を取り戻せたら、ちゃんと嫌なことを嫌と言ってみてください。


親を責める気持ちを、全然関係ない他人や、社会にぶつけていないか、自分を省みてください。


言い訳ばかりして、何でも他人のせいにして、文句や愚痴ばかりの赤ちゃんではないですか?


それは決してあなたのせいではない。

しかし誰のせいであったとしても、あなた自身にしか、あなたを、癒し、治して、変えていくことは出来ない。

それを、肝に銘じて、自分で変わる覚悟をしてください。


そうしていると、

少しずつ、あなたのなかの毒が抜けていく筈です。


そうしたら、あなたは段々と、人と前向きに関わりたくなるでしょう。友達が増えるでしょう。

嫌いな人から好かれなくなるでしょう。

毎日が楽しくなってくるでしょう。

自分の夢や目標、志を持ちたくなってくるでしょう。




そうなったら。

もし、良ければ。

育て直し、もしてみて下さい。




②育て直し

かつての自分に似ている誰かを、慈しむ気持ちで、その人と接してください。

子育てをしてもOK。職場の後輩とかでも。

人に、与える人、導く人になってみて下さい。


そうすることで、親という仕事がどれだけ難しかったのか、自分の親が、なぜ間違えてしまったのか。

理解できるかも、知れません。


上手く行けば、自分の親のことも、慈しむ気持ちでみれるようになることも、あります。


あなたは、時に誰かを癒し、育てられる、自分を消さずとも他人を尊重し、共存出来る。


ちゃんとした大人に、きっとなれるでしょう。





不適切な養育(マルトリートメント)は、余程気をつけないと防ぎようがない部分もあります。


教師や保健師、医師に発達障害のレッテルを貼られることも、どうしても避け難い局面があるかも知れません。


しかし、服薬の是非については、親が全てです。

親が、必ず子どもを守ってください。


脳漿がどうとか脳の萎縮だとか、

まあ、いざ言葉にしてみると、図を載せてしまうと、なんとも生々しくエグくなってしまいましたが…


子どもへの精神薬の投薬がとにかく悪であるということを言いたかったんです。

子どもに、薬でトドメを刺さないでください。

薬も含めて、マルトリートメントです。

否、子どもへの投薬は虐待です。



人間は、医学のみで語れる生き物ではありませんから。特に脳のことなど、他臓器に比べたら誰も何も分かっちゃいません。


そもそも、脳に心がある訳ではない。

心は、人の身体全体に宿っているのです。


心は、健やかな生活習慣と身体の運動機能と共に発達していくのです。

ココロもカラダも満遍なく、動かせばいいのです。



は子どもを本当の意味で愛さなくてはならない。


理想を押し付けることが愛することではないのです。

子どもを理解した上で、その子の人生と自分の人生を切り離し、他人として認めて、その上で、愛するんです。


子育てとは、無償の愛の修行なのです。

ダメな子に無駄に尽くして何でもかんでもやってやってダメな人間に育てるのは、愛ではありません。

ちゃんと大人として、成熟した愛を与えてください。



自分自身は自分を諦めないで下さい。

ダメな自分の、底の底を自覚して、最低を自覚出来てから初めて、間違わなくなるから。

今がどんなにダメでも、自分の成長を信じて下さい。

成長の為に、昨日まで出来なかったことを、今日、一つでいいから、実行してみてください。


他人の顔色ばかり伺い、我慢や忍耐が得意な人は、今までだったら、自分が我慢すれば丸くおさまっていた場面で、勇気を出して自分の気持ちを言ってみてください。

自分を守ってみてください。


いつも自己主張ばかりしてしまう人は、逆に他人の為に我慢や忍耐をしてみて下さい。他人の言い分を受け入れてみて下さい。譲ってみて下さい。自分の間違いや負けを認めてみて下さい。


自分と逆の性格の人の、気持ちを一度味わってみてください。


ハカハカしたり、

グギギギとなったり、

震えたり、

モヤモヤしたり。

とりあえず、カラダの一部が不愉快にはなりますが。


いずれ慣れます。


慣れるとそのうち、自己主張、他者尊重、得意な方も、得意でない方も、どちらもフラットに出来るようになるから。


そして、出来たらいつか。

今でなくてもいい。


自分の親を許してあげてください。

自分が楽になる、その為に。

自分の親という、不器用で可哀想な人間の為に、祈れる人になってください。



…そこが、ラスボス、かな。



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