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ショージワシントンの正直日記

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ちょっと更新が遅くなりましたが、日本選手権決勝のサントリー対パナソニック、どちらも最後まで守備が機能して、引き締まった好ゲームになりましたね。


今季のサントリーの強さは、自分たちの「型」だけでなく、相手の「型」にも柔軟に対応できるようになったこと。決勝は、パナソニックのオフサイドすれすれに突っ込んでくる守備への対応が注目されました。サントリーはこれに対し、密集サイドにイレギュラーランナーを走り込ませる作戦で対応していましたね。パナソニックの出足を遅らせる効果はありました。サントリーは守備も最後まで崩れませんでした。準決勝で東芝の猛攻に耐えた経験が、自信になったんでしょうね。


決勝戦の観客動員は史上最低だったらしいですね。この数年、同じようなカードばかりで、飽きられていることも理由の1つです。「3強」を脅かすチームが、今季も出現しなかったせいもあるでしょう。特に学生のスターを集めているのに、さっぱり強くならない神戸製鋼の責任は大きいと思います。パナソニックも守るだけでなく、もう少し面白いラグビーをやってほしいところです。


ところでジョーンズジャパンの代表、予想通り立川、田村、小野が選ばれましたね。それに東福岡の藤田と筑波大の竹中。彼らがレギュラーになった日本代表のBK陣を早く見たいと思います。





ラグビー日本選手権準決勝、サントリーー東芝はサントリーが勝ちました。東芝は前半、ボール支配率8割と一方的に攻め立てましたが、なかなかゴールを割れず、リードは1点だけ。後半、ミスや反則であっさり逆転されました。東芝にとってはトップリーグプレーオフ・パナソニック戦の再現のようなゲームです。


サントリーは厳しいタックルで、東芝に得意のモールを作らせませんでした。それが第1の勝因でしょう。SHデュプレアはこの日も好調。2人にタックルされながら倒れず、走りこんできたFB有賀にラストパスを渡してトライという離れ技も見せてくれました。


パナソニックーNECは、パナソニックが相手をノートライに抑えて快勝しました。NECは前半から密集での反則を繰り返し、ほとんどボールを支配できないまま完敗。今季の懸念材料の反則の多さが、最後にまとめて出たような感じです。そんな内容ですからナドロも田村も見せ場なし。花園に来たファンは、こんな試合を見せられて、さぞかし落胆したことでしょう。


結局、どちらのゲームも反則やミスで勝負が決まった感じです。日本選手権準決勝でこんな凡戦をやっていては、ラグビーファンがますます離れていくだけです。



ラグビーマガジンでやっていた「日本代表のSOは誰?」というアンケートは天理大・立川がダントツで、サニックス小野、NEC田村も票を獲得していました。アンケートの実施時期は恐らく、大学選手権真っ最中。だったら立川の1位は当然でしょうが、今ならば田村もかなりの票を集めそうです。


立川と田村がジョーンズジャパンの代表に選ばれるのは、ほぼ確実だと思います。どちらかがSOで、どちらかがインサイドCTBということになるのでしょうが、2人のテクニシャンコンビは今からワクワクします。アウトサイドCTBに小野(またはニコラス)が入って、WTBは山田、北川(または小野沢)、FBは源五郎丸。SHは日和佐でしょうが、SOが田村ならば同じNECの桜井でもいいと思います。BKラインは、かなり充実しています。


FWもフッカー堀江にロック大野、篠塚、フランカー・リーチと人材がそろっています。神戸の木津、前川もいい。それに外国人選手を挟めば、かなりやれるメンバーではないでしょうか。ジョーンズジャパンに求められるのは、強豪国に勝つこと。それが、19年W杯日本開催に向け、ラグビー人気が復活するための最善の手段です。

ラグビーは試合前の予想も楽しみの1つ。選手の入れ替えや、わずかな戦術の変更で、チームがガラリと変わってしまうこともあります。自分が監督になったつもりで、ああでもない、こうでもないと、試合展開を考えるのは面白いですね。


明日の日本選手権準決勝、パナソニック対NEC。普通に考えればパナソニック有利です。じゃあ、NECが番狂わせを起こすには、どうすればいいのでしょうか。まず選手起用。攻撃のキーマン、SO田村とWTBナドロは徹底的にマークされるでしょうから、BKにもう1枚、駒が必要です。それが、突破力のあるCTBツイタヴァキ。ここはラトゥ主将にお休みしてもらって、ツイタヴァキを先発で起用する手もあるでしょう。


守備はどうするのか。パナソニックはキックを多用してくるでしょう。ナドロの後ろ辺りに蹴って、フーリーや両WTBを走らせるという攻撃が多くなると思います。NECはFBを2人置くという作戦はどうでしょうか。NECには大東、窪田という優秀なFBが2人います。1人をWTB兼FBのポジションに置いて、パナソニックのキックに備えてはいかがでしょうか。


サントリー対東芝は、スミス、デュプレアが調子を上げているサントリーが有利です。対する東芝は、大黒柱のSOヒルが最近精彩を欠いているのが気がかりです。東芝は最後10メートルは全部モールで行くでしょう。サントリーもこの1週間、モール防御の練習ばかりしていたはず。攻防が楽しみですね。

ラグビー日本代表監督に就任したジョーンズ監督が、産経新聞のインタビューに「日本は強かった時代があった。技術力も創造力も持っていた」と答えていました。いつの時代を言っているのでしょうか。60年代の大西鐡之祐監督の時代は、年齢的にジョーンズ監督は知らないでしょう。だとすると89年、日本代表がスコットランド代表に勝った辺りのことでしょうか。


スコットランドに勝った時の代表は、平尾、大八木、林の神鋼勢に、朽木、藤田、梶原らがいて、吉田、青木、ラトゥら学生も交じっていました。神鋼の黄金時代が始まった頃で、前年には雪の早明戦もあり、日本でラグビーが一番人気があった時代です。日本代表はそれ以降、世界のトップレベルの国に勝ったことも、善戦したこともありません。この89年が日本ラグビー界の1つのピークだったのは間違いないと思います。


その後、トップリーグが発足して、日本ラグビーは本格的に強化に乗り出します。フィジカル面は格段に向上しましたが、なぜか世界との差は開きました。その大きな理由は「ラグビーが下手になった」ことだと思います。なぜ下手になったのか、具体的なことは日を改めて書きますが、ジョーンズ監督が言った「創造力」も同じ意味ではないでしょうか。

ラグビー日本選手権で東芝に大敗した帝京大の岩出監督が「2試合ともミスマッチだった」と漏らしたそうです。1回戦は弱すぎるクラブチームと対戦して、2回戦はトップリーグ上位の東芝。岩出監督の気持ちはわかります。せっかくの日本選手権でまともな試合が1試合もできませんでした。せめて1回戦は力が同等クラスの相手とやらせたかったと思います。前にも書きましたが、あまりにレベルが違うクラブチームは選手権に出すべきではありません。対戦するチームがババを引くようなものです。


ただし、帝京が社会人に勝つ準備をしていたか、といえば疑問です。FW8人で相手をねじ伏せる帝京のスタイルは、学生相手には勝てますが、トップリーグ勢にはほぼ通用しません。理由は単純です。トップリーグ勢の方がFWの力が上だから。帝京にはもう1つハンディがありました。FWだけで戦っていたゆえに、BKが経験を積むチャンスがなかったこと。東芝戦ではBKの守備が完全に破たんし、大敗しました。


06年、選手権でトヨタ自動車を下し4強入りした早大は、シーズン中から「トップリーグ上位に勝つことが目標」と公言していました。今の学生の力では、FWだけでなく15人全員がレベルアップしなければ社会人に勝つことができないのは明白です。今季の帝京のスタイルは、大学選手権に勝つためのものだったというのが正直なところでしょう。

トップリーグの表彰選手、誰がどのように決めたのでしょうか。2、3、疑問点があります。


まずベストフィフィティーン。SOは近鉄・重光が選ばれていますが、これには首をかしげます。重光のプレースキッカーとしての成長は認めますが、純粋なSOとしては、それほど存在感を感じませんでした。東芝ヒル、神戸グラント、ヤマハ大田尾らの方が上でしょう。今季飛躍した近鉄から誰か入れようか、という話になったのかも知れませんね。


それとサントリーのSH日和佐。後半は南アフリカ代表のデュプレアに正SHの座を奪われ、そのデュプレアが素晴らしいプレーを見せました。普通に判断したらデュプレアでしょうが、出場機会が足りなかったということでしょうか。シーズンを通しての活躍ということだったら、近鉄・金、NEC桜井でも良かったと思います。


さらにシーズンMVPのスミス。優勝したサントリーから選ぶとしたらスミスでしょうが、全チームの選手の中で、シーズンを通してそれほど目立っていたかといったら疑問です。プレーオフMVPは文句ありませんが・・・。オーストラリア代表100キャプに敬意を表したということでしょうか。個人的には、NECナドロかパナソニック・フーリーだと思います。



ラグビー日本選手権、帝京大は19ー86で大敗しました。前半は2トライを挙げ14-24と健闘したのですが、後半は本気モードの東芝に一方的にやられました。残念ながら、これが現在の学生の実力でしょう。


帝京にとって、かわいそうだったのは組み合わせ。1回戦は弱いクラブチームと戦って、2回戦の相手は優勝候補の東芝。あまりにギャップがありすぎます。1回戦の相手がヤマハやキヤノンだったら、勝利の可能性もあるし、2回戦への調整にもなったでしょう。帝京は自分たちのラグビーが出来ず、何が何だかわからないうちに選手権が終わってしまったのではないでしょうか。


日本選手権4強はサントリー、パナソニック、東芝、NEC。2週間前に終わったトップリーグのプレーオフと全く同じです。毎年のことですが、これではファンの興味も薄れてしまいます。スーパー15のチームにゲスト参加してもらうとか、協会は盛り上げるための仕掛けが必要です。

ラグビー日本選手権、NEC対キヤノンはNECが62-19で快勝しました。ナドロが爆発し、前後半で7トライ。恐らく選手権の個人記録でしょう。キヤノンDFは全く止められませんでした。この日のゲームだけみれば、ナドロは伝説のWTB、カーワンやロムー級のスーパースターです。NECはSO田村のプレーも安定し、だいぶ調子を上げてきているように見えます。4強入りを決めましたが、この分なら「3強」ともいい勝負ができそうです。


来年からトップリーグに昇格するキヤノンはSO橋野を中心にしたバックスのチーム。サニックスのようなスタイルを目指しているのでしょうか。ただし、攻撃、守備ともワンランク、ツーランクのレベルアップが必要です。タックルが全く効かないナドロには驚いたでしょうね。



明日のラグビー日本選手権、東芝対帝京大は楽しみですね。帝京FWは学生史上最強だと思います。ボンドもいるし、FWで一方的に東芝にやられることはないでしょう。BK陣がディフェンスで頑張れば、勝負になるのではないでしょうか。去年の選手権も同じ顔合わせでしたが、帝京はラインアウトなどセットプレーで完全にやられました。そこを、どこまで修正してくるか、ですね。


ところで、大学選手権の準決勝後の記者会見で、帝京・岩出監督が「つまらないラグビー」と言われ、色をなして反論したそうです。これは質問した記者が馬鹿です。ラグビーのスタイルはそれぞれです。展開ラグビーが良くて、FWでゴリゴリいくラグビーが駄目なんて、誰が決めたのでしょうか。準決勝の筑波大はBKの展開力はありましたが、FW、特にスクラムが弱かった。FWに絶対の自信を持つ帝京が、そこを攻めるのは当然のことでしょう。


サッカー日本代表がW杯で採用した守備的戦術は、1次リーグ突破という結果を出しましたが、はっきり言ってつまらないものでした。しかし、それを岡田監督に面と向かって「つまらない」と言う記者がいたでしょうか。勝つためにプレーしている監督、選手たちにとって、面白いかつまらないかは別次元の話です。ファンならともかく、記者が「つまらない」なんて、大会中に軽々しく言うべきではないと思います。