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ショージワシントンの正直日記

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ラグビートップリーグ決勝、サントリー対パナソニックはさすがにハイレベルの戦いでしたね。後半20分過ぎまで、勝敗がどちらに転んでもおかしくない展開でした。サントリーの勝利の原動力となったのはスミス、デュプレア、ニコラスの3人の外国人。トップリーグではレベルが違います。ニコラスのプレースキックは「神」の域に入ってきましたね。


パナソニックは個々の選手の能力頼みで、これまで同様にチームとしての「戦術」が見えませんでした。これは明らかに監督や首脳陣の責任です。ダントツの能力を発揮しているフーリーが、来季は神戸製鋼に移ります。監督の交代などを含めて、対策が必要でしょう。


この試合の両軍計8トライは、すべて外国人でした。これが現在のトップリーグの状況です。日本選手はもっと奮起しないと。堀江、霜村、小野沢らが渋いプレーを見せてましたが、インパクトが足りません。ボールを手にしたら1人でトライまで持っていくような、貪欲なプレーを見せてほしいと思います。

ラグビー日本選手権1回戦、NECが神戸製鋼を17-10で下しました。最近好調の神戸が有利と思っていましたが、NECは惨敗したサントリー戦から1週間で、見事にディフェンスを立て直しましたね。


SO田村優、良かったですね。彼がSOに入ったことで、BKラインが生き生きと動いていました。何よりパスが柔らかい。定評のあるキックはもちろん、相手DFをずらす巧さも持っています。マキンタイアの単調で強引なパスとは比べものになりません。今のトップリーグの日本人SOではピカイチ。NECはなぜ今まで彼を正SOで使わなかったのでしょうか。


ただし、後半のNECは反則のオンパレード。シンビンを3人出し、ペナルティートライまで取られて勝ったチームは史上初めてではないでしょうか。神戸の拙い攻めに助けられたとはいえ、褒められた行為ではありません。特に連発したハイタックルは、根本的な対策が必要です。


神戸はバックスに精彩がなかったですね。特にSOに入った正面。田村との実力差が、そのまま得点差になった形です。やはりグラントをSOにして、正面はWTBかFBというスタイルがベターなんでしょうね。



ラグビー日本選手権1回戦、天理大は12-37でキヤノンに敗れました。ラインアウトはほとんど取れず、スクラムはターンオーバーの繰り返し。よく、この点差で抑えたという感じです。最後、SO立川の巧みなランニングから1トライを返しました。


今季の大学選手権を沸かせた天理大ですが、ここまでFWの力が違うとゲームになりません。バックスの攻撃力は歴代大学チームでも有数だっただけに、もう少しFWが強ければ・・・。残念でしたね。立川のプレーは社会人相手でも目立っていました。今すぐ日本代表に入れて鍛えれば、将来の代表を背負って立つ存在になれるかも知れません。


帝京大はクラブチームの六甲に70点差で圧勝しました。帝京が強いというよりも、六甲が弱すぎです。毎年思うのですが、ここまで弱いクラブチームを日本選手権に出す意味があるのでしょうか。クラブのトップといっても、実力は大学対抗戦下位の成蹊や成城、立教と同じ程度のレベルです。大けがの危険性もあります。トップリーグ下位チームか大学3位を出すべきだと思います。


トップリーグプレーオフ、今季応援してきたNECのあまりの惨敗ぶりに頭がクラクラしてきました。試合後、サンスポのサイトに載っていた岡村監督(HD)のコメントを見て、またクラクラしました。ナドロを先発から外すことは予定通り。前半は伝統の守備で耐えて、後半からナドロを出して勝ちにいくのがゲームプランだったそうです。


でもねえ。サントリーやパナソニックならいざ知らず、選手層の薄いNECに前後半で選手を使い分ける余裕があるとは思えません。サントリーのような明らかに力が上のチームに勝つには、前半で少しでも優位に立って、相手の焦りを誘うしかないでしょう。最初からベストの布陣で戦うべきだったと思います。後半、ゲームプラン通りにナドロを出しましたが、すでに30点差。トホホですね。


リーグ戦でサントリーと接戦を演じたことで、岡村監督は自分たちの力を勘違いしたのでしょうか。「伝統の守備」も機能していたのはヤマハ戦ぐらいまでで、終盤は崩壊していました。まずは日本選手権までに守備を立て直すこと。ゲームプランを考えるのは、それからでいいでしょう。SOはマッキンタイアではなく、田村を使うべきだと強く思います。

ラグビートップリーグのプレーオフ1回戦、東芝対パナソニックは、パナソニックが快勝しました。リーグ戦で9トライを挙げて圧勝した東芝が有利と思われましたが、パナソニックはディフェンスを見事に修正してきました。東芝がほぼ一方的に攻める展開でしたが、パナソニックは最後の5メートルで驚異的なディフェンスを見せトライを許さない。焦った東芝が無理な攻撃に出てノッコンをすると、パナソニックのフーリーや北川がそのボールを拾って90メートル以上の独走トライ。そんな場面の繰り返しでした。


相手に攻めるだけ攻めさせておいて、ミスが出るのを待って一気にカウンター。それが、今季のパナソニックの「型」なのかも知れません。フーリー、北川、山田ら一発でトライを取れるフィニッシャーを持っているパナソニックだから出来るスタイルでしょう。逆に東芝はフィニッシャーがいなかった。ヘスケスのような個人技でトライを取れるプレーヤーがBKに1人いれば、展開は大きく違ったでしょうね。


サントリー対NECは、サントリーが50点以上の大差をつけて圧勝しました。NECはどうしちゃったんでしょうね。ナドロは控えスタートでしたが、今季のトライ王を先発で使わずにサントリーに勝てると思ったのでしょうか。後半からナドロが出て、退いたのはラトゥ。この交代も解せません。要するに岡村監督はマッキンタイアをSOで使いたかったんでしょうけど、マッキンタイアをそこまで高く評価しているのは岡村監督だけでは。この日も致命的なミスを繰り返していました。選手起用を含めて、NECの迷走が続いています。

勝てば日本選手権、負ければシーズン終了というラグビートップリーグのワイルドカード。両試合とも見ごたえがありました。


神戸製鋼対リコーは、神戸が終始主導権を握って、リコーを下しました。先発SOは正面。華のある選手がSOに入ると、見ている方はワクワクしますね。神戸は木津、前川ら走力のある若いFWも多く、来年が楽しみです。ただし、ハンドリングのチームにしては、ややパスの精度が低い気も。その辺がサントリーとの差なんでしょうね。


リコーはノヌーが不完全燃焼でした。せっかくボールが来ても、あっさりキックしてしまったり。リコーがノヌーに求めていたのは、そんなプレーじゃないような気がします。ノヌーはスーパー15に行くそうですから、この日がトップリーグでの見おさめとなりました。


近鉄対ヤマハは手に汗握る緊迫したゲーム。ヤマハが17ー15で勝利しました。近鉄は重光がイージーなPKを2度外し、リコ・ギアがインゴールでノックオン。それがなければ勝っていたゲームだけに残念でしたね。終了寸前、入れば同点で日本選手権出場というゴールも外れました。ツキがなかったというべきでしょうか。ヤマハは粘り強いディフェンスが光りました。



ラグビートップリーグの外国人枠が来季から1人減って2人になるそうです。チームの勢力図に若干影響が出るでしょうね。資金力があって強力外国人選手を多数抱えているサントリー、パナソニック、東芝などの戦力低下は否めません。日本国籍取得の動きも進むでしょうね。


ポジションの問題もあります。外国人枠2人ならば、1人はロックかフランカーなどFWで使って、もう1人はCTBで使うことが多くなるでしょう。そうなるとSOは日本人というケースが増えるのではないでしょうか。


日本人の優秀なSOを抱えているチームが相対的に有利になるということはあると思います。大田尾のいるヤマハ、田村のいるNEC、重光のいる近鉄など。神戸は正面のSOがベターだと思うけど、あのスピードを考えたらやっぱりFBかWTBか。迷うところですね。


個人的には今までの3枠でよかったと思います。世界レベルの外国人選手を見られるのが、トップリーグの大きな魅力でもあるから。それと、外国人にカウントされない「帰化選手」を抱えるチームが圧倒的に有利になるでしょう。協会が「日本人選手の強化」のために打ちだした方針なのでしょうが、少し短絡的な気もします。

2019年のラグビーW杯、日本の貧弱なスタジアム事情で本当に開催できるのかしら。なんて考えていたら、国立競技場を1000億円をかけて改修し、W杯のメーン会場にするというニュースが流れました。スタンドは可動式で、8万人規模の収容を目指すそうです。これが一番、現実的な選択でしょうね。本当はラグビー専用の巨大スタジアムを建設するのがベストですが、日本の財政や今のラグビー人気を考えたら夢物語です。


ヨーロッパや南半球のラグビーファンは、陸上トラックに囲まれたグラウンドでラグビーが行われているのを見たら驚くでしょう。スタンドとフィールドが遠く離れていて、細かなプレーは双眼鏡を使わなければ見えません。日本のファンは、そんなお寒い状況の中で、日本選手権や大学ラグビーを観戦してきたのです。国立は可動式スタンドにするそうですから、W杯では専用スタジアムに近い感じになるのでしょうね。ようやく、という感じです。


ただし、国立以外はどうするのでしょうか。秩父宮や地方のラグビースタジアムは、W杯会場としては収容人員が少ない。ラグビー協会は大阪の長居や横浜総合も候補地に挙げていますが、これらは陸上兼用スタジアムで、やめた方がいいと思います。世界のファンに恥ずかしい。じゃ、どうするのか、頭の痛い問題です。



ラグビートップリーグのレギュラーシーズンが終了しました。今季の外国人選手ベスト5を私なりに選んでみました。


1位 ヒル(東芝) 今季も安定した力を発揮し、好調東芝の原動力となりました。キック、ラン、判断力など、すべてに穴なし。エディ・ジョーンズの力で、日本代表にできないものでしょうか。


2位 ヘスケス(サニックス) パワーと柔軟さ、技術を兼ね備えた特異なランナーです。あのプレーは真似できせん。後半だけの「限定出場」ですが、フル出場できたらサニックスがどれだけ強くなることか。


3位 ナドロ(NEC) ご存知、今季のトライ王。ホンダ戦の6トライは衝撃的でした。その後、マークがきつくなり、ちょっと本来のプレーが出来ていない気がします。


4位 フーリー(パナソニック) のスピード、スキルは驚異的。ランニング技術ならば、ナドロなど足元にも及びません。日本人WTB、CTBはぜひ真似ていただきたい。


5位 ラトゥ(NEC) NEC4強の立役者です。フランカーながら、どこにでも顔を出す、その存在感。ちょっとボールを持ちすぎのような気もしますが。



ラグビートップリーグ最終節、サントリー対神戸製鋼は、私が見た中で今季のベストゲームでした。勝てば4強入りが決まる神戸はミラクルタックルの連続。先発したV7戦士、伊藤剛臣の顔を泥だらけにしてのプレーにも感動しました。今季はなかなか調子が出なかった神戸ですが、最後の大一番で最高の力を発揮しました。試合は4点差で逆転負けでしたが、これは運。日本選手権は期待できそうです。


東芝対パナソニックは東芝が8トライを挙げて圧勝。プレーオフ初戦で対決する相手に、力の差を見せつけました。今季のパナソニックには「形」が見えません。フィジカル、スキルの高い選手がそろっていて、彼らの個人技で何となく勝ってきたような気がします。そのラグビーは東芝には通用しませんでした。ハーフ団の入れ替えなど、プレーオフまでに荒療治が必要な気がします。


神戸が敗れたことで、結果的にNECがプレーオフ進出を果たしました。しかし、この2、3試合の内容では、初戦のサントリーには全く歯が立たないでしょう。ナドロや田村の使い方を含めて、こちらも根本的な立て直しが必要です。