2日目からは実技の講習となります。
要するに2日目〜4日目まではずっとフォークリフトに乗る練習しかしません。
なので服装は長袖長ズボン(聞くところによると真夏でも同じらしいです)、持ち物も安全靴やヘルメットなどが必要になり、学科のテキストは必要なかったです。
ちなみに私が行った場所ではヘルメットも安全靴も借りることができたので、取得を予定していて気になる方は聞いてみるのが一番かもしれません。
実技は屋外で2チームに分かれて講習を行いました。
1人が実車で講習を受けている間、他の受講者さんは仮設テントで待機をする、というスタイルです。
待機時間はトイレに行ったり水分補給はできますが、携帯の使用は禁止ですしタバコも吸いに行けません![もやもや](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/102.png)
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おまけに冬の時期に講習を受けたため、ストーブはありましたがとにかく寒い!!
雨の日でも講習は行われるので防寒対策や合羽なども必須となるので注意しましょう![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
さて、最初の実技は「フォークリフトの点検・基本動作」から始まります。
Anonymous様作
フォークリフトにはおおまかに図のような名称があります。
これを指差呼称確認します。
「マスト、良し(右)良し(左)」と左右2つある物に関しては両方とも確認します。
これに加え、ラジエーター部分からの油漏れ等の良し悪しなども確認します。
これが終わると乗車になります。
フォークリフトは左側から乗車します。
ハンドル横の取っ手を左手、椅子横の取っ手を右手でつかみ、左足をステップに乗せた「3点乗車」が基本です。
乗車したら車と同じように、シートベルトを締め、ミラーや椅子を調整します。
その後は運転席周りを確認します。
私が乗ったのはコマツのフォークリフトではないので形状が若干違いますがトルクコンバーターのフォークリフト(オートマとは言わない)に変わりはないのでこの写真で説明します。
まず⑫⑬のペダル類の踏みしろを確認。
次に⑩のパーキングブレーキのレバーのかかり具合を確認(エンジンがかかっていない状態だと警報が鳴る)
その後は⑮⑯⑰⑲のレバー関係の動き具合を確認します。
ちなみにここまではエンジンを付けない状態での確認になります。
ここから3段階あるエンジンのキーを2段目に合わせます(車で言うアクセサリー状態にする)
2段目にすると⑭のモニターにある警告ランプ類が点灯するので、まずはそれを確認。
確認後、3段目に合わせエンジンを始動させるとともにモニター類の表示を確認します。
ここまでがいわゆる出発前の点検になります。
そしてここからフォーク部分を走行位置に持ってきます。
フォークリフトは駐車中このようにフォーク部分(爪の部分)が地面と接するように停められています。
このまま発進するとフォークが痛むのでフォーク部分を上げなければいけません。
先程の写真⑮のリフトレバーを使い地面より5~10センチほど上げます。
ちょうどマストのてっぺんと平行になるのが目安と言われています。
次に⑯のティルトレバーを使いマストを最後傾(地面より15~20センチ)させます。
すると図のような位置になります。
これがフォークリフトの走行スタイルとなります。
フォークリフトは重心が後輪部にあるため仮にフォーク部分をめいいっぱい上げた状態で走行すると横転の危険があります。
ここまで来たらあとは発進するだけです。
最初にブレーキペダルを踏み、レバーを前進位置にし、サイドブレーキを解除します。
そしてハンドルは左手でしっかりノブを持った状態にし、右手は膝の上に置きます。
フォークリフトは左手のみの片手運転となるので、車のように両手を添えないよう注意しましょう。
それからは周囲6ヶ所(右うしろ・右・前・上・左・左うしろ)をそれぞれ指差呼称確認し、安全であればゆっくりブレーキペダルを離していきます。
アクセルは踏んでも良いですがフォークリフトの講習コースはけっこう狭いので最初はあまり踏まない方が良いと思います笑
これが発進までの一連の流れです。
ここまででなんと半日です
笑
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
朝8時10分からやっていて一気に短期集中で覚える感じなので、自分も含め皆さんしどろもどろな感じ。笑
当然最終日の試験では点検箇所も暗記して行わなければなりません。
早々にプレッシャーを感じてしまいました。
45分間の昼休憩の後、練習再開です。
次はコースの半分まで進み、バックでスタート位置まで戻る、という練習です。
途中には右折左折があり、ハンドルをきるタイミングが重要となってきます。
フォークリフトは後輪操舵のため車の運転と違います。
動き方はいわゆる車でバックしているときの感覚に近いものがあります。
小回りも効くので早めに曲がりたい方向にハンドルをきって行かないといつの間にか大回りになってしまい、余計にハンドルをきりすぎるとオーバーハングで後部が膨らみ接触する危険が増えてしまいます。
私も乗っている際教官に「ハンドルをきるのが遅い」「もっとハンドルをきる」としきりに注意を受けていました。笑
一方バックはというと通常の車の動きと同じになるので早めにハンドルをきると内輪差で接触する危険が増えます。
私が覚えたやり方はバックしたい方向に寄せていき、一旦ハンドルを平行位置まで戻し、曲がり角とヘッドガードのサイドが合わさるタイミングでいっぱいにハンドルをきる、というやり方です。
そうすると接触しそうに見えながらも、スムーズに接触することなく曲がることが出来ました。
ですが小回りが効くので曲がっている最中に徐々にハンドルを戻していかないとそのままコースアウトしたり、前方のフォークの部分をぶつけてしまいかねません。
前進もバックも重要なのはタイミングと急が付く動作をしないことです。
この練習に慣れてくると次は試験のコースを荷物を持たず走行する練習になります。
私の講習コースはスタートしてすぐ右折するとパレットが置いてあり、それを持ち上げて一度スタート位置までバックします。
それから前進し反時計回りにコースを旋回し、先程のパレットが置いてあった場所に左折で進入し、荷物を置きます。
置き終わったらスタート位置までまたバックで戻る、という感じでした。
このコースを荷物無しで走行するイメージです。
やってみると何回か反時計回りの旋回時にハンドルをきるタイミングが遅れ、右側にあるパイロンに後部が近付き身動きが取れなくなることが多々…笑
「バックしてやり直し」と何度か注意を受けていました笑
図のように反時計回りに回ると右側に車両後部が膨らむことが分かるかと思います。
この場合は左前輪を軸にして徐々にハンドルをきれば綺麗に回ることが出来ます。
要するに自分は車を運転する感覚でハンドルをきっていたわけですね。
聞くとこの失敗は誰もがやるそうです。笑
ここまでの練習で18時頃になります。笑
講習2日目はここで終わり。
本当に朝から晩までみっちり練習した感じです![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
次は講習3日目に続きます。
終わり
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コロナウィルスに負けるな日本🇯🇵
控えよう不要不急の外出
控えよう3密の環境※
控えよう買い占め買いだめ
※3密とは
・換気の悪い密閉空間
・人の集まる密集場所
・距離が近い密接場面
この3つを意味します。
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