今回はリプログを2つ。ひとつはタイトルにした性教育の問題。もうひとつは、私もデモをはじめとする抗議活動や運動について今日は記すつもりでいたところ、私とは少々見解は違うが「ガス抜き」という点で共通したので取り上げさせて頂いた。

 


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リプログ記事について語る前に、安倍マンセ~提灯新聞が珍しく的を射た世論調査結果を報じているが、見事に「今だけ・カネだけ・自分だけ」という昨今の風潮を見事に表した調査結果だ。

 

「国民全体より個人利益が大切」過去最高36%
2018年04月07日 11時43分 読売新聞

 

詳細は記事を読んで頂くとして、「公」=パブリックという意識は時代と共に薄れてきてはいるが、ヌケサク晋三が政権トップの座に就いてからというもの、年々顕著になって来ている。馬鹿や地方の痴呆化が並行して加速しており、相関関係にあるといっていいだろう。この辺りは、後述する日本会議などカルト・スーパー右翼団体や、保守を標榜する右翼系支持者、ネトウヨ、ネトサポ等々がどれだけ団結して頑張っても、どうにも歯止めをかけられない部分でもある。近々テーマーにするが、国歌の問題とも共通点がある。日本消滅、滅亡の核心のひとつでもあるだろう。

 

さて本題だが、日本の性教育のお粗末さ、未熟さ、矛盾や不条理は、海外生活を知る者、体験者ほど強く感じるところだ。この点については、好き嫌いを超え、ムネオの娘、鈴木貴子(自民党)の言っていることは誠に正しい。彼女の主張はリプログした記事を読んで頂き、タイミング良く東京新聞がこの問題を報じているので以下に全文転載する。記事では触れられていないが、コンドームの扱いについては私も非常に遅れを感じており、膣挿入だけでなく、オーラルセックスの際の必要性にまったく触れていない点は、まったくのナンセンスだ。また、今回報じられているのは東京都議会での都議の批判が発端だが、日本全国の問題として早急に是正すべきだ。相撲の女人禁制=女性蔑視=女性不浄とも重なる問題であり、公立の女子高校生の妊娠 3割が「自主退学」という報道ともリンクしている。

 

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性教育で申し入れ 国際基準は「幼少期から」 

都議の授業批判で識者
2018年4月7日 東京新聞

 

足立区の中学校で行われた授業を都議が「不適切な性教育」と批判したことについて、有識者らでつくる「“人間と性”教育研究協議会」は六日、都庁で記者会見し、教育現場が萎縮するなどと懸念を表明した。性教育の国際的な基準では、幼少期から正しい知識を教えることを推奨しており、識者は日本の現状を「遅れている」と指摘する。 (柏崎智子)

 

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は二〇〇九年、各国の研究成果を踏まえ、世界保健機関(WHO)などと協力して性教育の指針「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を発表した。日本では昨年、邦訳が出版された。

 

 五~十八歳を四段階に分け、学習内容を提示。五~八歳で受精など赤ちゃんが生まれる過程を知り、九~十二歳で無防備な性交は意図しない妊娠や性感染症の危険があり、コンドームなどの正しい使用が有効と学ぶ。中学生は健康な妊娠や出産の知識、高校生は性的な接触には互いの同意が必ずいることの理解が重要としている。

 

 生殖だけでなく、家族内の男女平等や性の多様性、メディアが発信する性情報の問題なども幅広く扱い、性は恥ずかしいものや汚いものではなく、生きる上で大切な要素だと伝える。

 各国の研究では、性教育によって性交年齢が早まったとの傾向はなく、むしろ遅くさせ、慎重にさせる結果がみられたという。インターネットなどでゆがんだ性情報が氾濫し、子どもの性を狙う犯罪も後を絶たない中、「無知と誤った情報が生命を脅かす」と教育の重要性を強調している。

 

 一方、日本では文部科学省が学習指導要領で、中学校で「妊娠の経過(=性交)は取り扱わない」と縛っている。性行動が活発になる前に正しい知識を教えることが子どもの心身を守り、性感染症も防ぐという国際的な考え方とはずれがある。

 

 ガイダンス邦訳者の一人で、性教育に詳しい田代美江子・埼玉大教授は「日本では教えるといまだにバッシングが起こり、国際的な基準から遅れ、極めて深刻な状況。子どもたちが幸せに生きるため、性教育の基盤を整えるべきだ」と話す。

 

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最後に「抗議運動や活動はガス抜き」論は、周回遅れどころではなく、既に何周も繰り返し行われている。菅野VS立花、或いは昭恵告発などの記事でも述べているが、私は批判的な観方ではあるものの、抗議運動や活動は例えそれが権力側にとってのガス抜き作用であったとしても続行すべきだと考えている。ちんどん屋であれ、ピクニックであれ、ハイキングであったとしてもだ。理由は至ってシンプルだ。ヌケサク晋三一味の如き鬼畜政権の言いなりに沈黙するなどあり得ないし、あってはならないからに他ならない。

 

以前、「一億総服従社会」という記事を記したが、国民やメディアが沈黙し、権力に屈服、服従するようなことにでもあれば、それこそ国家崩壊だ。ただでさえ、この国の民主主義が幻想に過ぎないことが次々と明らかになり、今尚、隠蔽、捏造、改ざん、流出など諸問題は、何一つ真相が解明されず、明らかにされず、その方向にすら進んでいない。「日本会議を研究して云々」とブログ主は主張しているが、私は必ずしも一般人がそこまでする必要はないと思っている。

 

昨今の日本人全体の劣化を鑑みれば、今から日本会議を研究して・・・など土台無理な話だ。それほどの情報を持ち、分析研究し、抗議運動や活動だけでなく選挙にも反映させる事ができるほどの頭脳集団や組織が形成出来るものなら、これほどまでにネトウヨ、ネトサポに洗脳される人々が増殖するはずもなく、とっくに政権交代はできないまでも、ヌケサク晋三を引きずり下ろすことぐらいはできたはずだ。

 

更にいうなら、どんな時代にも「ガス抜き」は必要だ。野党支持派の分断、対立も、昭恵告発のようなケースも、今後もなくなることは絶対にない。所詮、人は見たいものしか見ないし、自分で考えることを止め、自分の人生を他人の物差しに依存し決定するような人々もいなくはならない。どんな道、どんな方法を選択しようとも行き着く先はひとつだ。

 

ただ、行き着いたときには日本は消滅している。

それだけのことだ。

 

 

AM10:57 2018年4月8日
921日連続投稿

 

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