中身の伴わないスローガンばかりが先行、「一億総活躍社会」という意味不明な掛け声の裏側でバラ撒き政策の一方、言うことを聞かない沖縄には来年度の沖縄振興予算の減額を検討している。
安保法制や労働法制、TPPに原発再稼働、武器輸出等など、政府政権の真の狙いは『一億総服従社会』の実現だ。

どんな政権も、その権力に溺れ、傲り高ぶると、行き着く先は国民の管理強化への道を辿ることは古今東西の歴史が物語っている。
それを厳しく監視しするのが立憲主義であり最高法規である憲法なのだが、現政権はそれをも無視し、身勝手な解釈によるアンフェアな民主主義である数の原理に物を言わせた圧政を敷いている。
参院選後は益々その正体を表し、独裁色を強めていくことになる。

その姿は、信長がその昔、自らを天皇の上に置こうとした企みにも似ている

『おまえらバカで貧乏なんだから俺たちの言う事を聞け!そうすりゃ多少の施しはしてやるぞ。』
『服従しないならどうなるか分かってるよな!?我々はすべての権力を掌握している。お前たちの生殺与奪の権は我らの手にある!』

とまぁ、安っぽい漫画の台詞がピッタリするような世の中が待っている。
まるで近隣国の独裁国家を彷彿とさせるような状況に。
というよりも、すでにそれは始まっているのだが、何度も記しているように、鍋の蛙状態にされている多くの国民有権者はそれにすら気づいていない。
鈍感な国民有権者たちは、このまま死ぬまで気づかずにいることだろう。

中国の脅威やテロ多発などは、容易に世論を右傾化させてしまう。
政府政権はこれに便乗し、国民を服従させるための法や制度を次々と数の力で現実化していく。
仮初のナンちゃって民主主義である日本の国民は、いとも簡単にこの罠に嵌っていく。

今の政府政権には、そんなことは容易い話しだ。
改憲を含め、『一億総服従社会』の実現に向け、先ずは参院選の圧勝だけでなく、W選にして完膚なきまでに野党陣営を叩きのめすシナリオはすでにできている。

今後、軽減税率、消費税増税の先送りなど、選挙対策のためだけの茶番政策が飛び出してくるようなら、政府政権のシナリオは彼らの本気度を表すものになる。
人心を操り、コントロールしつつ、実は自分たちの思いのままにしていく。
ヒトラー率いるナチスが最も得意とした戦略であり戦術だ。

気づいたときには歯向かう者は一網打尽に捕えられてしまう。
盗聴法や共謀罪制定への執念は、そのことの一つの表れといえる。

とまぁ、SFチックに極端な表現を敢えて用いたが、日本が向かっている近未来はこれに近い社会になる。
ナンちゃってだろうが、アンフェアだろうが、僅かでも民主主義が残っている間に投票という武器で闘わなければ、体制側に都合の良い社会にされてしまう。

クリスマス、年末年始に向かい、のんびり能天気な気分に浸っている方も多いと思うが、帰省される方々は、是非とも政治向きの話を家族でする時間を僅かでも持つべきだ。
特に未成年の子供をお持ちの方は、その子達の未来を真剣、深刻に考えて欲しい。

あなた方がどうお考えか分からないが、これからのこの国にはバラ色の未来など二度と訪れない。

垂直落下していく速度と時間を少しでも引き伸ばし、次の世代へと引き継がねばならない。
私自身はこの国や自治体がどうなろうが知ったこっちゃないが、そうは行かない方が大半なはずだ。
ほとんどが手遅れではあるが、今ならまだ悲惨な未来を幾分かは回避できる。
だがそれも東京五輪までのこと。

それ以後は・・・・。
言うまでもないだろう。


政府、沖縄振興減額へ 普天間問題の対立を反映
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