小児がんサバイバー

吉野やよいですピンク薔薇


    

小児がんの一種

ユーイング肉腫ステージ4
余命宣告を経て完治



これからお話しするのは
10歳で小児がんと告知される前から
遡って書かせていただいていますピンク薔薇


自己紹介はこちらからニコニコ


こんばんはにっこり



立つ訓練中にイライラを爆発させる…

先生と涙した日



そして立つ訓練をしていた

ある日の話



私のは長い間

寝たきりだったこともあり

指のつま先まで硬直していて




地面の床に足をついて立とうとしても

バレリーナのようになり

思うように足首も動かず

後ろに倒れてしまい

なかなか立つことができませんでした




やよいちゃん!あと少し!

もう少し足をつけて!動かして!

頑張って!できるよ!!




理学療法士の先生は私を支えながら

何度も声を掛けます




できません!!

痛いです!痛い…!!




床に触れるだけで足は

ビリビリと痺れて痛くて




自分でも足が動かないことや

痛みを耐えての訓練は辛くて…

イライラは募り

怒りを爆発させてしまいました



(リハビリをやめたい…… )



声に出せない悔しさと惨めな気持ちが

胸の中でいっぱいでした




やよいちゃん

私だって、私だって…

こんな痛いこと辛いこと言いたくないよ!

やよいちゃんに元気になってほしいから

…言ってるんだよ!




やよいちゃんも治りたいから

頑張ってるんでしょう?



先生は涙を流しながらそう話します



そして

重い沈黙の空気が流れ



思うように動かないの…

出来ないんです…



私が小さな声で悔し涙を流しながら

答えると




先生は私を車椅子にそっと座らせて

リハビリ室にある外につながるドアの方へ

車椅子をおしながら向かいます



外に出ようか…?



声をかけた後

ドアの外へ出ると病院の外の景色

そよ風が体を抜けるように流れます




を見て外の空気を吸って

苦しくていっぱいだった感情が

すーっと落ち着いていき

先生も表情が和らいだのを感じました



風が気持ちいいね…

やよいちゃん、

じゃあ、また明日からも

頑張ろう




その言葉に私は小さく頷きました

(頑張ろう…)

そっと自分の中で呟きましたクローバー





続きますにっこりにっこり



闘病記録の最初はこちらから


 

今日も病気と闘う子どもたちが

笑顔で過ごせますようにピンク薔薇

 


    

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