先月5月にふたたび妹の家に行った。

お昼に着くと、5歳の甥っ子(仮称:太郎)がパジャマで家に迎えてくれて、

「自転車に乗りに行こう!」

と誘ってきた。

 

前回ゴールデンウイークにおじゃました時、庭に置いてあった自転車に太郎は乗ってペダルを漕いでいたが、

(補助輪に挟まれた後輪が土がえぐれて浮いていて、漕ぐと進まないのでエアロバイクみたいになっている。)

足が絡まり何度もペダルがすねに当たり、

「痛い!」

と言っていたので、

(自転車はまだ難しいかな?)

と感じていた。

 

普段は自分で着替えることがほぼ無いらしいが、今回は自分で洋服に着替えた。

が、長袖の上に半袖を着ていて、

「逆じゃない?変だよ!」

とママ(妹)は言ったが、早く行きたいみたいで着替えようとしなかったので、私が

「斬新でいいんじゃない!?」

と言って、結局このまま出かけた。

 

家の前がすぐ道路なので、

「広い道に出るまでは自転車を押していこう。」

と言ったが、言うことを聞かず走り出したので(それも意外にうまく漕いでいたので)、必死に追いかけた。

 

ママにミルクティーと焼き芋を買ってくるように言われたので、スーパーに向かった。

スーパーに到着して自転車を止める時に、鍵がないことに気づき、

「自転車を盗られたら大変だから、急いで買い物しよう!」

と言って、二人で急いでスーパーに入った。

(私は子供の時、買ってもらったばかりの赤い三輪車を盗まれてしまった。)

急いだおかげで余計なお菓子などをねだられることはなかったのだが、私が会計で並んでいると、

「僕先に自転車のとこに行ってるね!」

と駆け出してしまった。

(自転車より太郎が連れ去られたら大変だ!!)

と思ったら、レジがもどかしかった。

買い物を終えて自転車に戻ると、自転車のそばに太郎がいて、守ってくれていたようだ。

 

ママに買い物を届けてすぐにまた出発した。

近くの公園に入った。

そこは砂利が敷かれていたので、私が足で八の字を書き、

「線の上を通ってごらん。」

と言った。最初のうちは線の上を通っていたので、

「うまいじゃん、太郎!じゃあ線の上に(落ちていた)枝を置くから、よけてごらん!」

と言ったら、

「ぴかりちゃーん、自由でいいんだよね?」

と聞いてきたので、

「もちろんだよ!自由に漕いでごらん!」

と返した。

 

次に水路のそばの比較的広い歩道を走った。

少し下り坂になっていたので、私は必死に追いかけて歩道が途切れる交差点の前で太郎の肩をつかんで止めた。

自転車でぐんぐん進む太郎に、

「自転車練習したの?」

と息を切らしながら背中に話しかけると、

「外に出るの久しぶり。」

と返事があり、(病気のママと仕事が忙しいパパが一緒に自転車で遊んであげられてないんだ)

と寂しく感じた。

すれ違う人が、太郎に向かって

「がんばれー、がんばれー!」

と声をかけてくれて、次にすれ違った私にも

「がんばれー、がんばれー!」

と声をかけてくれた(笑)。

 

水路沿いをだいぶ進んでしまい、太郎に

「ここはどこ?」

と聞いたら、

「J君ちの近くだよ。」

と言っていた。

妹から(心配の)電話が掛かってきたので、

私たちは引き返した。


太郎は疲れたのか、坂道でスピードが出た後ブレーキを効かせられず、足が壁に当たってしまった。

(私も疲れて追いつけなかった。)

太郎はわざわざ自転車から降りて、地面にうずくまり足をさすっていた。

足を見せてもらったが、傷は無かった。

が、本人にはショックだったのか、それ以降ブレーキを握りながら漕ぎ始めたので、とても遅くなった。

私としては走らなくてよくなったので助かった。

 

コンビニに入ってクッキーとベビースターラーメンを買ってあげた。

「すぐ食べる!」

と言っていたが、

「こぼれちゃうから、家に帰って食べよう。」

と言って自転車のかごに入れた。

自転車で帰る途中、

「(かごの中のお菓子が)見えちゃうから、おなかすくなぁ~。」

と言ってかわいかった。

 

家に着いてしばらくすると、太郎のパパが仕事から帰ってきて太郎の服装を見て、

「すごい格好してるなー。」

とあきれていたが、私が、

「自転車に乗ってると、ライダーみたいでカッコよく見えましたよ。」

と言った。

太郎はパパとママにクッキーを配っていた。


次の日私は右腰と左膝が痛かった。