先日、派遣先の工場で一緒に製品の検査業務をしている、知的障害で障害者雇用のAさんについて書いた。

そのブログの中で、
「派遣の私はAさんに全く困ってない。」
と書いたが、私は最近担当業務が変わり、その際Aさんと言い合いになってしまい、疲れてしまった。
 
Aさんが使用している秤が壊れ、私が使用している秤を使うことになった。Aさんは律儀に、
「ぴかりさん、3時から4時の間に使わせて下さい。」
と伝えてくれた。
なのに昼休み明け(1時)に使おうとしたら秤の表示の桁数が変わっていた。次の日も3時から4時に使うと言っていたのに、やっぱり変えられていた。Aさんに、
「桁変えました?」
と聞いたら、
「〇〇の測定があって忙しくて…」
「桁変えたんですね?Aさんが使う直前の3時から4時に変えてください!」
と強めに言ってしまった。
 
それから毎日、
「ぴかりさん、使うときは報告しますね。終わったら桁を戻しますね。」
と何度も言ってきた。
 
ここで私が素直に「はい。分かりました。」
と言えば良かったし、桁なんて自分が確認すれば済む話だったのだが、余計なことを言ってしまった。
 
「私は一つだけお願いしたいんです。Aさんが使う直前に桁を変えてくれればいいんです。」
「報告は必要なので…」
「Aさんは3時から4時に秤を使うんですよね?」
「はい。」
「午前に桁を変えられて、昼休み明けに変わっててびっくりしたんですよ。」
「でもヘキサメタリン酸が…」
「…今使いたいんですか?」
「だから今ぴかりさんに報告してますよね?」
と片手を前に出してきた。
「…どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「でも先週は報告しないで勝手に変えてましたよね?」
「僕もぴかりさんも忙しかったから仕方ないですよね?」
 
このやり取りでAさんの印象が変わった。
関わりすぎると厄介だと思った。
 
この事を部署内の飲み会で上司に話してしまった。
すると周りの人たちが口々に、
「私もイライラしますよ。」
「Aさんは言ってることがコロコロ変わるから、ホント大変だよ。」
「Bさんは、Aさんに無視されてるよ。Aさんの後にBさんが装置使うと、水が空なんだって!」
「Aさんはすごく本能的というか、執念深いんだよね。」
と言い出した。
 
上司は、
「昔はこの部署も人がたくさんいたから、みんなでちゃんと話を聞いてあげられたけど、今は人数が減ってギリギリで、周りの負担が大きくなってる。
なんでこの会社はAさんにこだわるのかな?違う部署には聴覚障害の方がいるんだけど、その方はすごい優秀なんだよ。Aさんをそういった方と変える事が出来ないのかな?そう言ったら怒られたんだけど。誰か賄賂でも貰ってんのかなぁ(笑)。
でも、トイレに長く閉じこもったり、急ぎの依頼が来るまで他の作業をしないでずっと待ってるとか、非効率でしょ!?それを周りで補うってどうなのかな?って思うよ。」
と言った。
 
また、障害についての研修について、
「誰の話をしているか分からない。」
「相手(総務)は『こうすればいいでしょ!?』って言うけど、それで済んだら悩んでない!」
と言っていて、どうやら表面的な事しか話合われてなかったようだ。
 
会社の飲み会で上司にAさんの事を言ったのは、言った後で発言は取り返せないが、不味かった。
でも、Aさんが首になる事は無いと思う。もう20年近く働いているので。
 
一方で、5月に育休明けで入った私と同じ派遣社員さんが今月末で契約終了になった。
二人のお子さんの体調不良で休みがちだったからだ。
 
確かに平均して週二、三で休まれ、現場はその度にどう仕事を分けるかで大変だった。これが冬になったらさらに大変になるんじゃないかという危惧も出てきた。
 
仕事は黙々とミスなくやっていて、出来る派遣社員さんだなぁと思っていた。人柄も明るくて良かった分、お子さんがまだ小さくて働き出すタイミングが早かったことが残念でならない。それに、この少子化のご時世、子供を産んでくれた上に、働き手になってくれてるのに、やっぱり派遣はあっさり切られちゃうんだなと思ってしまった。
 
今回対照的だな。と思って、セキララに書いてしまった。私も派遣なので。
障害者雇用制度のように、働くお母さんを守る制度があって欲しいと思った。