【鶏白湯との出会い①】茨城 ラーメン つけめん 鶏白湯 | 麺堂稲葉のグローリーデイズ ~口笛でも吹きながら~
今回から本編スタートです
特に告知や書く事が無い時に差し込んでいきますのでよろしくお願いします



…僕がラーメン業界に入ったのは27歳の時

もともとラーメンショップのネギラーメンが大好きで、10代の頃から週3でラーショ通いをしていた僕は、いつの間にかラーメン屋を志すようになっていました


そんな時…


ラーショのネギラーメン以外はラーメンじゃない!くらいのラーショ好きの僕がたまたま出会った醤油ラーメン

醤油ラーメンを初めておいしいと素直に思えたお店でした
(ちなみにその店のウリは塩ラーメンでした)

修行もラーメンショップと考えていましたが、自分の転職とそのお店の求人のタイミングが重なって
゛これも何かの縁だ!゛とそのお店で働く事になったのです


時間が過ぎ、お店を一軒任される事になりました

自分の力を試す時が来た!と緊張と興奮が止まらない僕だったのですが

蓋を開けてみれば、自分が期待したほどお客さんは来てくれず、悪い意味で穏やかな毎日

よりおいしいラーメンを作ってお客様を増やすぞ!といろいろ試してはみるものの いっこうにお客さんは増えず…


自分の味作りには自信はあっただけに、ずいぶん悩みました

(味作りとは言っても雇われている以上縛りはありまして、そのお店は「鶏」を前面にうちだしたラーメンだったのでそこから大きく外れる事はできませんでした)


鶏を使ったラーメン…


その時代のラーメンに対する認識と言えば

鶏=あっさり

豚骨=こってり

ほとんどの人がこうだったと思います


実際僕の働いていた店もあっさり系でした

でも何をしても客足が増えない状況の中、僕はあっさり系に限界を感じ始めていたのです

今思えば「あっさりだからお客さんが増えない」は言い訳だと思うのですが、
僕の中にあるのはラーショのネギラーメンへの思い…
ヒキの強いあのこってり感、あの味…


今のあっさりメニューにこってりメニューを加える事ができれば客層は広がり、こってり好きのお客さんも獲得でき、ハードリピーターも作れるのではないか

こんな考えが頭に住み着くようになったのです


つづく

パー