美味しい進化
原題はDinner with Darwin
3連休中の電車移動中も使ってなんとか読破
何度か繰り返し読まないと理解が進まず、結構かかってしまいました
食というテーマから生物の進化を解説した本でした
動物、植物、菌類全般がある中、ハーブについては
第9章ハーブとスパイスー毒になるのに美味しいわけ
ケモタイプについての詳しい解説や
特にタイム、ミントについての記述が興味深かったです🌿
出汁をとる際のうま味成分についても和洋両方の解説があり
納得の内容でした♡
今回は
うま味について。
この本に昆布とカツオ節両方でとる理由が書いてあり
恥ずかしながらようやく納得したので、ここに備忘録的にまとめました
アミノ酸系=グルタミン酸<昆布> と 核酸系=イノシン酸<鰹節>
この2つでうまみの相乗効果があるということは料理界では常識なのでしょう。
海外でもグルタミン酸を含む香味野菜とイノシン酸を含む肉でだしをとっており、
昔から人は美味しい組み合わせをわかっているかのように使いこなしていたのですね。
グルタミン酸
アミノ酸系。体内のたんぱく質の一部。タンパク質は細胞の主成分です
昆布、トマトや玉ねぎ、チーズや緑茶、母乳にも含まれているそう
イノシン酸
細胞が生まれ変わるときに必要な核酸系
カツオや煮干し、サバや鳥豚牛肉
だしをとるときには鰹節のかわりに煮干だしを使ってもグルタミン酸とイノシン酸の組み合わせに
なるのですね、
ちなみに、我が家では粉末ですがあごだしを使っています。なぜなら実家では母があごだし派だったから。
あごだしの原料トビウオは脂肪分が少ないため雑味が少なく、煮干しだしよりも上品で独特の旨みがあるといわれています。
グアニル酸
こちらも核酸系
干し椎茸にたっぷり含まれています。
生しいたけにはグアニル酸ではなく、グルタミン酸が含まれていて、干すことによってグルタミン酸を残したままグアニル酸が生成される
グルタミン酸は干すことで15倍に増えるとか!
つまり干しシイタケを使うことでアミノ酸系と核酸系のうまみを両方とれるんだーー
他にはのりやドライトマトにも含まれているそうです
グアニル酸は低温の水で戻すことでさらに増加するということがわかっているそうです。
しかも冷蔵庫の5℃位の温度がベストなのだそう。
急いでいると湯戻ししてしまっていましたが、キノコの酵素が壊れてしまうので避けたほうがよいのだとか!
家族が昆布が嫌いでなかなか食卓に出しづらいのですが、もっと使いこなしていきたいですね
干し椎茸は値段が張るのですが、地方のアンテナショップで購入すると国産にもかかわらず結構リーズナブルです。
私は愛媛・香川ショップに行ったりしています。
次は第9章「ハーブとスパイスー毒になるのに美味しいわけ」の項についてちょっと考えてみたいと思います
文献
◎美しい進化 食べ物と人類はどう進化してきたか
2019.11.20刊 株式会社インターシフト
◎三大うまみ成分はイノシン酸 グルタミン酸ともう一つなんだっけ?それは干し椎茸のグアニル酸です!
姫野一郎商店HP